トランプ氏がバイデン氏に追いつくチャンスは?最高裁に持ち込まれる可能性は?専門家の見解

© AP Photo / Matt Rourke / Patrick Semanskyバイデン氏とトランプ氏
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米国で3日、米大統領選挙が実施された。票の集計作業が始まり、すでに24時間にわたって接戦が繰り広げられている。通信社スプートニクは、明治大学政治経済学部教授の井田正道氏に米大統領戦の予測や最高裁判所に持ち込まれる可能性について尋ねた。

トランプ大統領がバイデン氏に追いつく可能性はあるか?またそれはどのような場合か?

「現時点での両候補の獲得選挙人はバイデン227、トランプ214となっている(リアルクリアポリティクスによる)。

トランプ氏とバイデン氏(アーカイブ写真) - Sputnik 日本
トランプ氏とバイデン氏 どちらが日本にとって有益か? =日本の専門家の見解
鍵となる6州のうちフロリダをトランプ大統領が獲得したが、残りの5州は(ジョージア、ノースカロライナ、ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン)はまだ決まっていない。ただ、これら5州のうちウィスコンシンを除く、4州でトランプがリードしている。南部のジョージアとノースカロライナはトランプがとる可能性が高いとみるが、ラストベルト3州は郵便投票次第となる。これら6州以外でまだ決まっていないアリゾナは前回と異なりバイデンがとる可能性が高く、まだ決まっていないネバダもバイデンがとる可能性が高いとみている。これら2州の選挙人合計は17人であり、これを足せばバイデン候補の獲得選挙人数は244人となり、270人まで26人となる。そうなれば現在リードしているウィスコンシン(10)を獲得すれば、ミシガン(16)かペンシルベニア(20)の何れかを取ればバイデン勝利となる。最終的にカギを握るのはミシガンとペンシルベニアとなろう。これら2州は、バイデン支持者が多いとされる郵便投票の両候補の票の配分がどのくらいなのかによるだろう。」

最高裁判所に持ち込まれる可能性はあるか?

「司法の場に持ち込まれる可能性は十分あり、結果が出るまでまだしばらく時間がかかる可能性は少なからずある。ただ、途中で郵便投票の集計を止めるところまでは行かないのではないか。」


米国では3日、大統領選が行われた。この投票で米市民は大統領と副大統領、上院議員35人、全下院議員、知事13人を選出する。現職のドナルド・トランプ大統領(共和党候補)と、バラク・オバマ前大統領の前副大統領のジョー・バイデン氏(民主党大統領候補)が当選を目指し勝利を競い合っている。

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