ウクライナでエカチェリーナ2世像の撤去を求めるデモ 進む脱・ロシア化の動き【写真】

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ウクライナ南部の湾岸都市オデッサでは8日、18世紀後半の帝政ロシアを治めた啓蒙専制君主エカチェリーナ2世の像撤去に向けたデモが行われた。現地のススピリネ(社会)紙が報じた。オデッサはエカチェリーナ2世が築いた都市として知られている。

報道によれば、社会団体「ウクライナの脱植民地化」はオデッサ市街地にあるエカチェリーナ広場で抗議活動を行い、エカチェリーナ2世と側近らの像を撤去することを要求したという。

​同団体代表のアナスタシア・ルィジコビチさんは撤去を求める理由について、脱・ロシア化への動きが活動の背景にあるとした。

私たちの活動目的はロシアによる影響を示すものをすべて退けることです。そうした影響の遺物は、植民地時代以降の歴史に数多く残されています。未来を見るためには、この繋がりをすべて断ち切り、自らの歩みを進める必要があるのです。

オデッサはエカチェリーナ2世が築いた都市で、エカチェリーナ広場には女帝や側近の像が設置されている。問題となっているエカチェリーナ2世の像は1900年に設置されたもの。

​十月革命後の1920年には一度撤去されていたが、2007年に再びエカチェリーナ広場に設置された。

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