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新型コロナウイルス
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家庭排水からCOVID-19 クジラたちの命が危険に

© AFP 2023 / Emily Irving-Swiftイルカ
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絶滅の危機に瀕しているクジラ、アザラシなど数種の海洋性哺乳類が今、家庭排水の垂れ流しや海洋環境の汚染でさにCOVID-19の犠牲になる危険にさらされている。こうした調査の結果が 環境科学雑誌「Science of the Total Environment」に発表された。

カナダ人の科学者らは海洋哺乳類の中でも絶滅危惧種の遺伝子を分析し、どの動物がCOVID-19の引き起こすSARS-CoV-2ウイルスの感染に特に脆弱化を調べた。中でもウイルスが関係するキーとなるアミノ酸を調べたところ、シロイルカ、アザラシ、ラッコのアミノ酸は人間のそれと酷似していることがわかった。これにより、こうした種類の動物の生息状況はCOVID-19によってさらに高いリスクにさらされていることが明らかになった。

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人間の活動範囲が拡大するにつれ、海洋性哺乳類は産業廃棄物と十分な浄化を経ていない家庭排水による世界海洋の汚染にさらに苦しめられるようになった。海洋性哺乳類の生命を脅かす有害物資に加えて、さらに恐ろしい、死に至るSARS-CoV-2が加わってしまう可能性がでてきた。

カナダ人研究者の調査により、人糞から分泌されたコロナウイルスが水中で最長で25日間生き続けることがわかった。このため、家庭排水は、海洋環境においても新たな感染拡大の経路となる危険性がある。スペイン、イタリア、フランスではすでに浄化されず、海洋に排出された家庭排水の中からコロナウイルスが検出されている。

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