コロナウイルス、危険度が弱まり、ワクチンの影響を受けやすくなった

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米国の研究チームは、日本の研究者らと合同で、ネズミやハムスターを使った実験を行い、新型コロナウイルスSARS-CoV-2が突然変異を起こし、それにより、急速に世界中に拡散されたことを確認した。しかし、研究者らは、外でもないこの突然変異によって、コロナウイルスはワクチンの影響を受けやすくなったと確信している。サイエンス誌が伝えた。

研究チームは、SARS-CoV-2の突然変異はもっとも感染力の強いD614G変異株を作り出したことを突き止めた。他でもないこの変異株が現在、世界中で大多数を占めている。

マドリード 新型コロナウイルス - Sputnik 日本
研究者 新種の新型コロナが欧州での新たな症例の大部分の原因に パンデミックが加速
そして幸いにも、これまでの医学により、D614Gは急速に増殖し、伝播力も強いものではあるが、中国で最初に発生したウイルスより危険度が低いCOVID-19を引き起こすことが確認された。

パンデミックとの闘いにおいて希望の持てる事実がもう1つ出てきた。それは、研究者らが変種のコロナウイルスの弱点を見つけたことである。突然変異はスパイクタンパク質の構造に影響を及ぼしており、コロナウイルスの中のこのタンパク質は現在、10倍早い速度で体内の受容体と結合するが、同時にワクチンによって作られた体内の抗体と素早く結びつき、変異したコロナウイルスはより早い段階で死滅するのだという。

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