WHO事務局長 米国とは再加盟問題を話し合い中

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世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は20日のブリーフィングの中で、WHOが脱退した米国政権と再加盟についてのコンタクトを取っていることを明らかにした。

アダノム事務局長は、「我々は(米国と)コンタクトをとっており、我々のメッセージはすでに送っている」と指摘する一方で、詳細な情報については「マスコミを通じて首脳らと話し合っても何もならない」としてつまびらかにしなかった。

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現職の米大統領のドナルド・トランプ氏は5月29日、WHOは完全に中国にコントロールされているとしてこれを非難し、WHOとの協力関係を完全に断ち切る意向を表した。トランプ氏は中国政権とWHO指導部が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ措置を直ちに取らなかったと決めつけたほか、WHO指導部は米行政が要求した改革を退けたと捉え、2021年7月6日付けでWHOを脱退する旨、国連に通達を行っていた。

11月3日に米大統領選挙の勝利宣言を行った民主党のバイデン氏は、就任後にWHOへ再度加盟する意向を表している。

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