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肺炎の新型コロナウイルス患者 真菌に感染する恐れ ロシアの免疫学者が語る

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肺炎の新型コロナウイルス患者は、ウイルス性肺炎や細菌性肺炎に加え、真菌に感染する恐れがある。ロシアのメチニコフ医科大学の臨床菌学、アレルギー学、免疫学科のニコライ・クリムコ主任が、ロシア紙「イズベスチヤ」のインタビューで語っている。

クリムコ氏の論文によると、集中治療室に入院する新型コロナ患者が真菌に感染すると、致死率が16〜25%上昇するという。同氏は、真菌症(組織内に侵入した真菌によって引き起こされる病気)には2種類あると説明している。

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クリムコ氏は1つ目のケースとして、カンジダによる敗血病を挙げている。しかし、これは集中治療室で長期間入院しており、中心静脈カテーテルで抗生物質や非経口の栄養剤(点滴)を投与されている全ての患者に共通する問題だという。この場合の敗血病の発症確率は1〜2%程度だが、その死亡率は50%に達する。

2つ目のケースは、アスペルギルス属の真菌による肺炎。発症の危険因子は、新型コロナウイルス感染そのものだという。これは、新型コロナ感染が免疫防御機構の著しい障害を起こすことが原因。

クリムコ氏は、真菌による感染症は完治すると述べているが、真菌感染症の難しい点は、タイミングよく検査ができないことにある。例として、新型コロナウイルス患者は真菌を確認するための気管支鏡の検査を受けないが、これは重症のため検査を受けられれる体調に至っていないためだ。

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