高齢女性がターゲットに 25人を殺害した容疑者が拘束 ロシア

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ロシアの法執行機関は、2011年から2012年にかけてタタールスタン共和国(沿ヴォルガ連邦管区)とその近隣地方で発生した、少なくとも25人の高齢女性が犠牲となった連続殺害事件の容疑者を拘束した。マスコミはその殺人犯について「ヴォルガの殺人鬼」との異名をつけて報じていた。

マスコミが情報筋を引用して報じたところによると、12月1日、ラジク・タギロフ容疑者(38)がカザン(タタールスタン共和国の首都)で拘束された。

取り調べによると、タギロフ容疑者が犯した最初の殺人は2011年。同容疑者は、タタールスタン共和国のみならず、沿ヴォルガ連邦管区の近隣の地方でも女性を襲っていた。警察は2017年、犯人の特定と発見のために報奨金300万ルーブル(約410万円)を用意。タギロフ容疑者は、25〜32人の女性を殺害したとみられている。


高齢女性を狙う殺人鬼

タギロフ容疑者による殺人事件はカザンで始まり、同地で7人の高齢女性を殺害。同容疑者による殺害はすべて2011年から2012年にかけて、春と秋に行われた。タギロフ容疑者は、電気技師や鍵屋を装って1人で暮らす高齢女性のアパートに侵入していた。

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高齢女性はアパートにタギロフ容疑者を入れ、その後容疑者が襲いかかり金品や貴重品を強奪。容疑者は侵入した部屋を散らかし、出て行っていたという。

地元メディア「KazanFirst」が情報筋を引用して報じたところによると、タギロフ容疑者は「罪を認め、泣いている」という。

今年の夏の終わりには、ロシア南部で100人の女性を殺害、強姦した犯人「オルスクの殺人鬼」の指名手配が発表された。この男は、今ロシアで最も危険な犯罪者とされている。

スプートニクは以前、男に地下壕に3年7ヶ月間監禁されたロシア人女性、エカテリーナ・マルティノワさんが応じたインタビューについて報じている。

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