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小惑星「リュウグウ」のサンプルで地球生命の起源の謎が解ける? 次のミッションは小惑星から地球を守ることに繋がる? ミッションマネージャーが語る

CC BY 2.0 / DLR German Aerospace Center / Hayabusa2日本の小惑星探査機「はやぶさ2」(アーカイブ)
日本の小惑星探査機「はやぶさ2」(アーカイブ) - Sputnik 日本
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日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が長年に及ぶミッションの最終段階を終了する。探査機は地球から3億キロ離れた場所にある小惑星リュウグウの砂や岩石のサンプルを地球に持ち帰る。待望のサンプルが入ったカプセルは12月6日にオーストラリアに送り届けられることになっている。この重要な出来事を前に、「はやぶさ2」プロジェクトチームの吉川真ミッションマネージャーが外国の記者団を前に、このサンプルがどのような秘密を明らかにしてくれるのか、また「はやぶさ2」の次のミッションはどのような特徴を持つものとなるのか、語った。

「はやぶさ2」のミッションの目的と意義

吉川氏:「『はやぶさ2』は『はやぶさ』に続いて世界で2番目の小惑星サンプルリターンミッションになります。目的の天体は『リュウグウ』というもので、C型小惑星であります。ミッションの一番重要な目的はこの C型小惑星『リュウグウ』からサンプルを持ち帰って特に有機物を調べることになります」。

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太陽系の天体である小惑星「イトカワ」とか「リュウグウ」、あるいは地球という天体は今から46億年前に誕生したと考えられている。地球のような大きな惑星は生まれた時に一旦溶けてしまって、それが冷えて固まって現在の惑星になった。

しかし、もし「リュウグウ」と地球が同じ時期に生まれ、似たような特徴を持っている可能性があるとしたら、なぜ地球から遠く離れた場所にある小惑星のサンプルを採取する必要があるのだろうか。地球を調べるだけではダメなのか。

吉川氏:「地球のような大きな惑星を調べても、46億年前の物質については情報が得られないことになります 。ところが小惑星のような小さな天体では溶けていないので、46億年前の物質がそのまま残っていると考えられます。 特に『リュウグウ』という小惑星には有機物があると考えられています。有機物というのはもちろん地球の生命の元になった材料ですので、我々はこの有機物を調べるということを一番大きな目標としています」。

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現在、地球生命の起源についてはまだ謎が多い。しかし、「リュウグウ」で採取したサンプルを分析することによって、研究者たちはこの問題に関するデータをよりよく理解することができる可能性があるのか。

吉川氏:「我々は特にアミノ酸に注目しています 。2つの同じアミノ酸でも、2つの立体構造があります 。地球の生命は左手型のアミノ酸を使ってできています。その理由はまだ分かっていません。『リュウグウ』にアミノ酸があれば、その立体構造を調べることによって地球の生命との関係がわかるかもしれません」。

サンプルの調査結果はいつ発表されるのか?

はやぶさ2」は、地球に帰還し、採取した土壌サンプルを入れたカプセルを落下させる。カプセルの場所に問題がなければ、12月6日にはオーストラリアのチームがこれを回収する。

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吉川氏:「まず、今年の12月にカプセルが戻ってくるとサンプル全体を調べます。来年の6月ぐらいからは初期分析が始まります。 初期分析は『はやぶさ2』プロジェクトメンバーが行います。来月の12月になりますと、サンプルの10%をNASAに送ります。さらに2022年の6月ぐらいになると、国際的な研究公募を行って、世界にサンプルを配ることになります」。

今のところ、どのくらいのサンプルを採取できるのかは明らかではない。最初の目標は0.1グラムだという。少なすぎるように思われるかもしれないが、吉川氏は、これは分析するには十分な量だと説明する。

延長ミッション 天体の地球衝突による災害を防ぐ活動に貢献?

監査を終えて地球に戻ってきた「はやぶさ2」は地球を通過して、次の天体に向かう。延長ミッションのターゲットとなる天体は1998 KY26という小惑星。吉川氏によれば、地球と小惑星の正確な距離はまだ計算されていないが、予測ではおよそ3億キロメートルとなっている。地球と太陽の距離は1天文単位であり(1億5千万キロメートル)、その2倍ぐらいだという。

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吉川氏:「このような小惑星は探査されたことがないので、科学的にも非常に興味深い天体です 。直径がたった30メートルしかありません 。そして自転周期が非常に短くてたった10分で自転しています 。それからこのような天体が地球に衝突すると非常に大きな災害になりますので、プラネタリーディフェンスの立場からも興味深い天体になっています」。

一方、「はやぶさ2」の新たなミッションには問題もあるという。

吉川氏:「問題というのはこの小惑星に到着するのが2031年と10年以上かかってしまうことですね 。ですから、『はやぶさ2』があと10年以上もつかという問題がありますけれども、これも一つの挑戦として延長ミッションをやりたいと思っています」。

「スプートニク」は、「はやぶさ2」が1998KY26に到達できないことが明らかになった場合、別の小惑星の調査に使われる可能性があるのかについて吉川氏に尋ねた。

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吉川氏:「地球に戻ってきた後、『はやぶさ2』の軌道を整理してしまいますので、一旦整理してしまうと、他の小惑星に行くのはなかなか難しいと思います」。

吉川氏によれば、「はやぶさ2」を小惑星に着陸させるかどうかは決まっていない。しかも、もし「はやぶさ2」が着陸できたとしても、何らかのサンプルを採取することはできないという。しかしそれでも、このミッションは技術的な見地から興味深いものである。

吉川氏:「この天体は自転が早いので、遠心力の方が重力よりも強いという非常に特異な天体です。なので、この天体への着陸を試みたいです」。


「はやぶさ2」は2014年に打ち上がって、1年後に地球に戻ってきて、地球スイングバイをした 。そして2年半後に小惑星「リュウグウ」に到着した 。この後、「リュウグウ」で色々なミッションを行った 。「はやぶさ2」によって、7つの世界初の技術的な成果をあげることに成功した。

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