アラブ首長国連邦 中国製の新型コロナワクチンを登録

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ドバイ - Sputnik 日本
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アラブ首長国連邦(UAE)の保健予防省は、中国医薬集団(シノファーム)が開発した新型コロナウイルスの不活性ワクチンの正式登録を発表した。また、UAEで行われた臨床試験では86%の有効性を示したことが分かった。首長国通信社(WAM)が伝えている。

シノファーム傘下の中国生物技術(CNBG)は、すでに中国国家薬品監督管理局に同ワクチンの使用を申請している。

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米 ファイザー社製ワクチン治験中に6人死亡
UAE当局は9月、新型コロナウイルス感染者に対応する医療従事者へのワクチン投与を許可した。また政府関係者では、アブドゥラフマン・アル=ウワイス保健予防相が最初に、続いて他の政府要人がワクチン接種を受けている。特に、アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務大臣がシノファーム開発のワクチンを接種したことが報じられている。11月にはシェイク・モハメッド・ビン・ラシッド・アルマクトゥーム首相にもワクチンが投与されたことが明らかになっている。

UAE保健省は以前、同国で125カ国出身の治験ボランティア3万人を対象にシノファーム開発のワクチンの臨床試験を行った。この治験による重篤な副作用は報告されていない。

新型コロナウイルスの感染者数をまとめた統計サイト「ワールドメーター」によると、UAEの感染者数は18万150人


新型コロナのワクチン 他にはどんなものがある?

ロシアは今年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。「スプートニクV」は、これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラットフォームを基盤につくられた。ロシア保健省によると、これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の長期的な免疫を与えることを示している。11月11日、ロシア開発のスプートニクⅤワクチンは治験第3フェーズにおいて92%の有効性を発揮した。

また、ファイザー社の情報によれば、臨床試験の現段階では製薬の効果が95%超という結果が示された。 同社によれば、ワクチンは2段階で投与がされ、接種後28日で新型コロナウイルスからの予防効果が表れるという。今年末までにファイザー社とバイオエヌテック社は、5000万ワクチンの生産を予定し、2021年にはさらに13億本を計画している。 

その他、この間モデルナ社は、新型コロナウイルス用ワクチンの臨床試験で第3段階が終了したことを発表した。その効果は94.5%とされる。

また、ベトナムは10日、国産の新型コロナウイルスのワクチンをボランティアに接種する臨床試験の第1相を開始する。

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