連邦裁 ウィスコンシン州で票の再集計作業を認めず

© Fotolia / WavebreakMediaMicro裁判所
裁判所 - Sputnik 日本
サイン
トランプ大統領はウィスコンシン州の選挙で違反行為があったとして、票の再集計作業を要請する訴えを米連邦裁判所に対して起こしたが、裁判所側は根拠不十分として訴えを退ける決定を下した。

連邦裁判所のブレット・ラドヴィッグ判事は決定文書を公開し、原告が明確な違反の証拠を提示できなかったことから、提訴を棄却したと説明した。

Президент США Дональд Трамп во время кампании в Джорджии - Sputnik 日本
トランプ大統領がホワイトハウスの記者会見で続投を表明【動画】

バイデン氏はウィスコンシン州でトランプ大統領とわずか0.7パーセント(票にして約2万票)の僅差で勝利した。これによりバイデン氏はウィスコンシン州が擁する選挙人10人を獲得したことになる。ウィスコンシン州は4年前の選挙でトランプ氏が接戦の末に勝利した州だった。

決定文書の中でラドヴィッグ判事はトランプ陣営による訴訟を次のように評価した。

これは極めて異例な提訴である。現職の大統領が再選を目指して挑戦したものの失敗に終わり、国民による投票結果の無効化を協力するよう連邦裁判所に迫ったのである。彼(トランプ大統領を指す:スプートニク編集部)は意見が分かれる問題を指摘し、それを土台に法廷闘争を目指したが、そうした問題を選挙前に訴訟で争うことができたのは明白である。いずれにせよ裁判所は原告には自らの主張を証明するチャンスを与えたが、原告は訴訟に負けた形となった。

カマラ・ハリス氏 - Sputnik 日本
米フォーブス誌「世界で最も影響力ある女性100人」 カマラ・ハリス次期米副大統領が3位入り
暫定の集計結果によれば、バイデン氏は当選に必要な270票を超え、複数の州で合計306人の選挙人を獲得した。主要な米メディアは大統領選挙で民主党候補のジョー・バイデンの勝利を報じており、多くの世界の指導者がバイデン氏の勝利を祝福した。

一方、トランプ氏は敗北を認めておらず、大統領の顧問弁護士らは複数の州裁判所で選挙結果について異議を唱えているが、現在までに重大な選挙違反の証拠は見つかっていない

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала