浜辺でデート中 カップルが6200万円相当のマッコウクジラの嘔吐物を発見 タイ

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タイに遊びに来ていた若いカップルは、ビーチでのデート中に大金をもたらす可能性のある物を発見した。インド紙「インディアタイムズ」が報じている。

ヴィーラ・ジュエンブーンさん(31)とモンリュジ・ジュエンブーンさん(26)夫妻は友人に会うためにプーケットに遊びに来ていた。2人がその浜辺を歩いていると、ゴミに覆われた大きな黄色の塊があることに気がついた。ヴィーラさんたちは、これが化粧品の原料として使われるマッコウクジラの嘔吐物「アンバーグリス(竜涎香)」ではないかと思ったという。

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ジュエンブーンさんは、その推測を確認するために約15キロのその黄色の塊をホテルの部屋まで運んだ。ジュエンブーンさんが以前見たアンバーグリスに関するドキュメンタリー番組では、アンバーグリスは高温下で溶け始めることが紹介されていた。そのため塊の小さな破片に火をつけてみると、溶けてしまったという。夫妻は今、このアンバーグリスを購入してくれる人を探している。これだけ大きなアンバーグリスは60万ドル(約6200万円)ほどの価値があるとみられている。

アンバーグリスは、マッコウクジラの腸内で分泌されるワックス状の物質。そのためこの物質は「マッコウクジラの嘔吐物」や「海に浮かぶ金」と呼ばれている。通常は香水を製造する際に固定剤として使用され、年代物であれば非常に高価になることもある。国際市場でのアンバーグリスの価格は、1キロあたり約4万ドル(約413万円)。

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