ツイッター社 トランプ氏のアカウントを永久停止

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米ツイッター社はドナルド・トランプ現米大統領の個人アカウント@realDonaldTrump を永久に停止するとの判断を下した。同社は米ワシントン時間2021年1月8日夜に公式ブログを通して発表、永久停止の理由を同氏のアカウントがさらなる暴力をあおる危険があるとしている。

ツイッター社ではトランプ氏の2件の新しい投稿に注目している。そのうちの1つは、同氏に投票した有権者の7500万票は「今後長い時間、巨大な重みをもち続ける」「それらはいかなる形であれ軽んじられたり不当な扱いを受けることはない」という内容。この投稿の解釈をめぐって同社ではトランプ氏は平和的な政権移行を促すことは考えておらず、選挙で同氏が勝利したとする有権者を支持し、守る姿勢を見せたと捉えている。

​ツイッター社はプレスリリースでも同様に、1月17日に連邦議会への2回目の襲撃や他の政府建物への侵入を示唆するなど、新たな計画がツイッターをはじめとするSNSですでに拡散されていると指摘した。ツイッター社はトランプ氏の他にも、シドニー・パウエル弁護士やマイケル・フリン元国家安全保障問題担当大統領補佐官など、陰謀論「Qアノン」に関連する一連のアカウントを凍結した。

1月6日、トランプ氏支持派は連邦議会に乱入。議会ではジョー・バイデン氏が勝利した11月の米大統領選挙結果の承認が行われようとしていた。議会の進行は数時間停止。襲撃により4人の死者が出ている。これを受けフェイスブックとインスタグラムはトランプ氏のアカウントを24時間凍結、ツイッターは12時間の凍結とした。

その後、連邦議会は選挙結果を承認。トランプ氏は2021年1月20日にバイデン氏に大統領権限を移行する旨を発表したが、その一方で選挙結果を依然として認めておらず、新大統領就任式には出席しないという。

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