1月3日、同彗星は米国アリゾナ州の天文学調査研究機関カタリナ・スカイサーベイの観測で発見された。彗星はりょうけん座に位置しているところを発見され、その際の光線量は約+19等級だった。
2021年12月12日に同彗星は地球から0.233天文単位の距離に接近し、肉眼で観測することができる。研究者らは、地球への接近時、彗星の光線量は最大で約+4等級に達し、そのダストテイルは彗星が太陽と地球の間を移動する際に光り輝くと予想する。
北半球の中緯度では9月からアマチュア観測ができ、12月には南半球で観測が可能となる。
彗星「C/2021 A1」は、金星のわずか420万キロという非常に近い距離を通過することでも注目がされる。