ゲイツ氏 東京五輪開催は「まだ可能性がある」 ワクチン供給が鍵

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米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は26日、東京五輪の今夏開催は新型コロナウイルスのワクチン供給の整備状況にかかっているとの考えを示した。共同通信が報じた。

ゲイツ氏は、「今後数ヶ月間の(ワクチン供給)の進捗状況を見る必要がある」とし、「うまくいけば、(五輪開催は)まだ可能性はあると思う」と、共同通信の電話インタビューで語った。

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ビル・ゲイツ氏 新型コロナ用ワクチンを接種
2020年夏に開催を予定していた東京五輪・パラリンピックは、新型コロナウイルスのパンデミックにより今夏に延期された。現在、日本の一部が非常事態宣言下にある中、五輪開催に懐疑的な見方が広がっている。日本で1月に行われた世論調査では、回答者の80%が五輪開催を中止または延期すべきだと考えていることが明らかになった。

ゲイツ氏はさらに、「うまくいかなければそれは残念なことだが、私たちはワクチンが承認され、全世界に供給されるように全力を尽す」と述べた。同氏と彼の妻の慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」は、新型コロナウイルスの研究や治療法の開発を支援するために17億5000万ドル(約1818億円)を拠出。ワクチンの普及にも取り組んでいる。

人口約1億2600万人の日本は、2月下旬から医療従事者を対象とした新型コロナウイルスの予防接種を開始する予定。日本は、ファイザー社モデルナ社アストラゼネカ社開発のワクチンを合わせて3億1000万回分を確保する予定で、これは1億5700万人分に相当する。

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