ウクライナ、職場でのロシア語使用により苦情相次ぐ

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ウクライナではサービス業における国家語の使用に関する法律に違反したとして、300件以上の苦情が政府に寄せられている。ウクライナ政府のタラス・クレミン国家語保護全権がテレビ局「第5チャンネル」の番組に出演した中で明らかにした。

ウクライナでは、国家語であるウクライナ語の使用をサービス業で義務付ける法律が1月16日に施行した。国家語の使用違反に関する苦情は国家語保護委員会の公式サイトから報告することが可能となっている。法律の施行から2週間でおよそ300件の苦情が寄せられていることが明らかになった。

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クレミン国家語保護全権によると、クレームの内容はサービス業に従事するスタッフや看板、商品タグが主要な対象で、ウクライナ語が使用されていないとして一部の市民は不満を寄せている。

ウクライナ議会で「国家語としてのウクライナ語の機能保証に関する法律」は2019年4月に成立した。法律では、ウクライナ語保全に関する委員会の設置や国家語保護全権の任命が定められている。また、公務員にウクライナ語能力試験を受験させることや、法律に違反した際の罰金刑についても規定が盛り込まれている。違反時の罰金は5万1000グリブナ(約1万9000円)から6万8000グリブナ(約2万5000円)と定められている。

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