ロシア、放射能汚染から人体を守る薬品を開発

© Fotolia / Dmitrimarutaロシア、放射能汚染から人体を守る薬品を開発
ロシア、放射能汚染から人体を守る薬品を開発 - Sputnik 日本, 1920, 08.02.2021
サイン
ロシアのペルミ工科大学の化学者らが、放射線による影響を人体から保護する安全な薬品を開発した。薬品の主成分は海草とフェロシアン化物である。

研究者らはすでに動物を使った新薬の実験を終了しており、このバイオ薬品が従来のものよりも短時間で効能を発揮し、また放射線の粒子を吸収する力は2倍になったと明らかにしている。とりわけ、これは放射能汚染区域では重要なものである。

政策か、環境か? 原発汚染水の海洋放出を決めた日本を非難する韓国 - Sputnik 日本, 1920, 01.11.2020
政策か、環境か? 原発汚染水の海洋放出を決めた日本を非難する韓国
ロシアの化学者らは、人体を放射線から守ってくれる薬品の効果に、気温、そして腸粘膜の酸性など外的要因が、どのような影響を及ぼすかについて実験を行った。その結果、20℃から50℃の間では、危険な物質を吸収する能力にはほとんど変化がなかった。また腸粘膜の酸性のレベルが異なっても、薬品の効果には差がないことが分かった。

実験での薬品の調合において、研究者らは人体にとってもっとも危険とされる、半減期の長いセシウム同位体への効果性に特に注目した。その結果、危険性の高いセシウム同位体を素早く発見し、吸収する薬品が開発されたとのこと。

ロシア人研究者によって開発されたこの薬品は、原子力産業の職員たちに大きな希望を与えるものである。薬品は危険区域に入る前に服用する。

原子力の平和利用においても、危険な事態が生じることがある。2020年12月にはフィンランド原子力発電所でも事故が起きている。

関連ニュース

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала