イウェアラ事務局長は、「私は、すべての『英国人』が接種を受けるまで、ワクチンの余剰分を待たなければならないとは考えない」と発表した。同氏によれば、この戦略は貧国だけでなく、富裕国の関心にも応じることになるという。
同事務局長は、今年の半ばまでに富裕国の半数の国民がワクチン接種を受けず、貧国が接種を行えなかった場合、世界経済は9兆ドル(約951兆円)の損失を生むリスクがあるとコメントした。また、同事務局長は、「この損失の半分を貧国がこうむることになる」と指摘した。
ンゴジ・オコンジョ=イウェアラ氏のWTOの新事務局長への就任は15日に報じられた。