脳内の長寿の要因見つかる

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脳 - Sputnik 日本, 1920, 24.02.2021
米国の生物学者らは、FOXO3遺伝子が、脳の幹細胞を老化を防ぐことを発見し、この遺伝子が脳に影響を与えるメカニズムを解明した。研究の結果は学術雑誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。

研究では、100歳以上の長寿の人たちの多くが持つタンパク質を生成するフォークヘッドボックスO3の遺伝子が、共通して、一般的なものとは異なっていることが分かった。

そしてこの度、コーネル大学医学部の研究者たちが、デューク大学の研究者らとともに、この遺伝子が脳にどのように作用するのかを解明した。

りんご - Sputnik 日本, 1920, 14.02.2021
リンゴが脳の新しい細胞生成の刺激=研究者
FOXO3は、新たな神経細胞の生存に良好な脳内環境が整うまで幹細胞の分裂を中断し、脳の再生力を維持することが分かった。脳内環境の悪化は、炎症や放射線、栄養不足、酸化ストレスなどを原因とし、これらの要素は脳に通常以上の負担を与える。今回、研究を行なったグループは、とくに酸化ストレスにスポットをあてた。

そこで、研究者らはFOXO3がそのまま酸化ストレスになり、脳幹細胞が新たな神経細胞の生成を停止することを突き止めた。脳内環境が悪いと、いずれにせよ神経細胞は死滅してしまうからである。そこでFOXO3は、ストレスが消滅するまで幹細胞を「休眠」させ、幹細胞を無駄に使うことなく、蓄えるのだという。

現在、研究者たちは、FOXO3の発現を調節することができるのか、また遺伝子を素早くオン/オフさせることができるかどうかについて調査することにしている。


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