コロナウイルスのパンデミックによる制限はあるものの、教皇フランシスコは74人の記者団の待つホールへと向かい、記者ひとりひとりと挨拶を交わした。
「ルールを順守せねばなりませんし、握手もだめですね。でも(あなたがたから)遠いところにいたくはないのです。」教皇フランシスコはこう語っている。
報道によれば、教皇フランシスコは記者団との会見にはマスクを着用してのぞんだ。記者らはそれぞれに書籍などを贈呈した。スペインの女性記者は児童らの描いた絵画集を贈り、教皇のスペイン訪問を祈念したが、同時にイラクに跋扈する武装テロ組織「ダーイシュ」(ISIS、ロシアでは活動禁止)が女性売買の際に用いている値札のコピーも教皇に示している。
今回の教皇フランシスコの訪問は、コロナウイルスのパンデミックによって1年間制限されていた外遊が再開されて、初めて行われたもの。教皇の来年2022年の外遊予定にはカザフスタンでの大規模な宗教間フォーラムへの参加が入っている。
教皇フランシスコは今週、「第二の洪水」の警告を発している。
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