同会長は、「私たちはこの提案に対して中国のオリンピック委員会に感謝を申し上げたい。この提案は連帯という真の五輪精神を表している」と表明した。
中国製ワクチンの生産はIOCが資金提供を行なう。同ワクチンは参加選手やチームのみならず、開催国の国民にも提供される。バッハ会長は、「IOCは大会開催国の国民にも供給できるようワクチンの生産に資金を供給する」と強調した。
同会長によれば、中国との合意は、大会の安全な運営という点で、五輪への出場者や機関への約束を遂行するための力となるという。
10日、米国オリンピック・パラリンピック委員会のサラ・ハーシュランド最高経営責任者(CEO)は、東京五輪開催中に日本政府が講じる選手の安全対策は、大会開催に向けた確信を抱かせるのに十分な根拠となっているとの見解を示した。