悪臭を放ち、農作物を荒らす巨大カタツムリ 潜入の危機に晒される豪州

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デイリーメール紙の報道によれば、オーストラリアの動物相は巨大なカタツムリの潜入によって危機にさらされている。そのかたつむりとはアフリカマイマイ。これによる農作物の被害は40億ドル(およそ4358億円)に上るとまで推測されている。

巨大かたつむり、アフリカマイマイの元々の生息地はアフリカ。このかたつむりは成虫で人間の大人の手のひらくらいの大きさで重さも最大450グラムにまで達する。アフリカマイマイをペットとして飼育する人もいるが、オーストラリアへ果物や野菜などの箱に混じっては違法に潜入してしまった。

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デイリーメール紙によれば、2020年に豪税関が貨物検査で見つけたアフリカマイマイの数は28匹。これは前年比ですでに10匹多い。高温に強いアフリカマイマイがオーストラリアに潜入し、適応した場合、バナナ、豆、かんきつ類などの農作物をはじめとする500種以上の植物に深刻な被害が出る恐れがある。そうなれば被害額は40億ドルもの巨額に達してしまうとデイリーメール紙は書いている。

デイリーメール紙によれば、アフリカマイマイには危険な特徴がある。このかたつむりは交尾の相手が見つけられない場合でも勝手に受精し、最高で200個の卵を産んで繁殖し続けることができる。専門家らの試算ではオーストラリアの畑や森林に深刻な被害をもたらそうと思えば、たった1匹のカタツムリが自然界に潜入するだけで十分だ。

デイリーメール紙によれば、アフリカマイマイは自然界では病原性の細菌や寄生虫を運ぶキャリアになる可能性がある。またアフリカマイマイは一か所に固まると悪臭の元になる。豪政府は国民に対し、巨大なカタツムリを見かけた場合、直ちに通報するよう呼び掛けている。

以前スプートニクはオーストラリアには地元民も誇る軟体動物がいると報じた。その一例がピンクのナメクジ。このナメクジはあれだけ大規模の森林火災をも生き抜いている。

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