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アストラゼネカの接種開始後に血栓症の報告例が急増=独専門家

© REUTERS / Stefan Wermuth /File Photo

 - Sputnik 日本, 1920, 16.03.2021
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独医薬品規制当局パウル・エールリヒ研究所の専門家らは英製薬大手アストラゼネカ社が開発したコロナウイルスワクチンの接種後に脳血栓の珍しいケースが増加していると指摘した。専門家らの見解は研究所の報告書に記されている。

パウル・エールリヒ研究所の勧告を受けて欧州各国はアストラゼネカの使用を次々と一時停止とした。ドイツのイェンス・シュパーン保健相は同ワクチンの使用を一時停止とせざるを得ないとしつつ、追加の実験が行われた後であれば再び使用できる状況になることに期待を寄せた。

研究所の報告書には次のように記されている。

新たなデータを分析したところ、パウル・エールリヒ研究所の専門家らは珍しい脳血栓の特殊な形態に関するケースが飛躍的に増加していることを確認しており、それは血小板の減少、および血流と関係し、アストラゼネカの抗COVID-19ワクチン接種の時期と一致している。

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研究所によると、欧州医薬品庁(EMA)の専門家らは新たに得られたデータの解析を進めているという。ワクチン接種から4日が経っても体調悪化が止まらない場合、医師の診察を受けることを研究所は推奨している。

一方、世界保健機関(WHO)のマーガレット・ハリス報道官は12日、ワクチンがもたらす利益は否定的なデータを上回るとし、ワクチンの使用を継続するよう各国に呼びかけていた。

これまでアストラゼネカのワクチン使用を一時停止した国は次の通り。アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フランス、ブルガリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク。

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