24日、ISSの搭乗員が火災および気密性の警報が作動し始めたと報告し、その後、ISSのモジュールでは空気漏れと火災が発生していないことを確認した。地上の専門家らは、警報が誤作動した原因の解明を開始した。
その後、リアノーボスチ通信のロケット・宇宙分野の情報筋は、誤警報は同ステーションの米国のセグメントが原因で生じたと語った。
宇宙飛行士に対し、ヒューストンにあるミッションコントロールセンターの専門家シャノン・ウォーカー氏は、「分析の中間報告では、私たちは(クルー・ドラゴン号の)ソフトウェアで何らかの問題が生じたと考えている」と述べた。
同氏は、宇宙ステーションのロシアセグメントで発生した減圧警報は、米国のセグメントでの警報作動によって発生し、また、ロシアモジュール「ザーリャ」での火災警報は煙のセンサーが誤作動したことに関連すると指摘した。
2020年に宇宙船「クルー・ドラゴン号」はISSに乗組員を移送し、地球への帰還は4月末または5月はじめに予定されている。
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