ISSで火災と気密性の警報器が誤作動 マスク氏の宇宙船が原因の可能性 

ISS - Sputnik 日本, 1920, 25.03.2021
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イーロン・マスク氏のスペースX社の有人宇宙船「クルー・ドラゴン号」のソフトウェアが誤作動したことから、国際宇宙ステーション(ISS)で火災と気密性の警報器が誤って警報を発した。米航空宇宙局(NASA)が行う地上と宇宙飛行士との通信会話で明らかになった。

24日、ISSの搭乗員が火災および気密性の警報が作動し始めたと報告し、その後、ISSのモジュールでは空気漏れと火災が発生していないことを確認した。地上の専門家らは、警報が誤作動した原因の解明を開始した。

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その後、リアノーボスチ通信のロケット・宇宙分野の情報筋は、誤警報は同ステーションの米国のセグメントが原因で生じたと語った。

宇宙飛行士に対し、ヒューストンにあるミッションコントロールセンターの専門家シャノン・ウォーカー氏は、「分析の中間報告では、私たちは(クルー・ドラゴン号の)ソフトウェアで何らかの問題が生じたと考えている」と述べた。

同氏は、宇宙ステーションのロシアセグメントで発生した減圧警報は、米国のセグメントでの警報作動によって発生し、また、ロシアモジュール「ザーリャ」での火災警報は煙のセンサーが誤作動したことに関連すると指摘した。

2020年に宇宙船「クルー・ドラゴン号」はISSに乗組員を移送し、地球への帰還は4月末または5月はじめに予定されている。

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