北朝鮮は25日、弾道ミサイル2発を発射した。北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、新たに開発した「新型戦術誘導弾」の発射実験を行ったと発表した。
これに関し、岸防衛相は26日午前の記者会見で「これまでに発射されたことのない新型の弾道ミサイルで、1月の軍事パレードに登場したものと同系統の移動式発射台から発射されたものと見られる」と述べた。
防衛省は、北朝鮮が発射した一連のミサイルがどのようなものであったか、さらなる情報分析を進めているという。
岸防衛相は「わが国のミサイル防衛体制をしっかりしたものにして、平和と安全を確保していきたい」と語った。
また、防衛省は25日夜、岡真臣防衛政策局長とへルビー米国防次官補代行(インド太平洋担当)が電話協議を行ったと発表した。北朝鮮のミサイル発射が平和と安全を脅かすとの認識を共有し、日米韓3カ国の緊密な連携を確認した。
ジョー・バイデン米大統領は北朝鮮による弾道ミサイル発射について、国連安全保障理事会の決議に違反するとして批判し、北朝鮮側がさらに事態をエスカレートさせる場合、同盟国、友好国と共同で必要な措置に出ると警告した。
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