情報筋によると、サウジアラムコは4月に「アラビアン・ライト」価格を40セント引き上げる。アジア諸国向け基準を1バレルあたり1ドル80セント上回ることになる。他の原油銘柄は5月に1バレルあたり20-50セント値上がりする。ブルームバーグが証券会社や精製企業8社を対象に行った調査では、値上がり幅は30セントと予測されていた。
ブルームバーグは、アジア向け販売価格引き上げはサウジアラムコがアジア地域の「経済回復に確信がある」ことを物語るとしている。
今回の値上げ決定は、4月2日にOPECプラス諸国が協調減産の規模を段階的に緩和し、5-6月の採掘量に関して日量114.1万バレルの増産に合意したことを受けてのもの。