米製薬大手ファイザーが開発したワクチンは、日本国内では2月中旬から医療従事者への先行接種が始まり、12日からは65歳以上の高齢者への接種が始まる。対象となるのはおよそ3600万人で、日本の人口の3割近くにのぼる。
厚生労働省の研究班は、ファイザーのワクチンの接種を受けた医療従事者のうち、1回目の接種を受けたおよそ1万9000人と、2回目を受けたおよそ3900人について、接種後の症状をまとめた。
調査によると、「けん怠感」が確認された人は、1回目の接種後が23%だったのに対し、2回目では67%となった。また「頭痛」は1回目の接種後に確認された人が21%だったのに対し、2回目は49%。37度5分以上の「発熱」が見られた人は、1回目の接種後が3%で2回目は36%だった。
また、これらの症状の発症時期は、1回目・2回目ともに接種の翌日が最も多かった。