サリバン大使が米ワシントン・ダレス国際空港に到着した。到着ロビーで待ち構えていた取材陣に対し、サリバン大使は「帰国できてうれしい、家族と会って、それから政権の同僚と面会する」と語った。
先にロシア政府はサリバン大使に帰国し、バイデン政権と協議することを勧めた。米国務省の声明によると、大使の帰国は召還や国外追放処分には該当しない。サリバン大使はワシントンに到着後、家族と面会して政権幹部と会談することが目的だと米国務省は説明していた。
米国では政権交代後、大使も新たに任命されるのが伝統だが、ジョー・バイデン米大統領はサリバン大使に留任を要請していた。
米国政府はロシアに制裁を発動し、これに対してロシア側は対抗措置として10人の米外交官を国外追放処分とした。これについてプライス報道官は該当する外交官のリストをロシア側から受け取ったことを明らかにした。
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