宮崎大研究室が開発 ブタの体重・枝肉重量を測定するメガネ

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日本の宮崎大学工学部の研究室が、人工知能(AI)と拡張現実(AR)技術を駆使し、見るだけで豚の体重を測定できる眼鏡を開発した。28日、毎日新聞が報じた。

この眼鏡は、宮崎大学工学部の川末紀功仁(きくひと)教授の研究室が開発した

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眼鏡は、測定用の3Dカメラと数値情報を表示する眼鏡型の端末「スマートグラス」で構成されている。ブタの枝肉重量は、3Dカメラで取得した豚の体形データと標準モデルを比較して推定し、推定体重はスマートグラスにリアルタイムで表示されるという。

川末教授によると、豚は1日で餌3キロ、水15リットル以上を摂取するため体重の変動が大きく、豚を体重計に載せて正確に測定するのは2-3人がかりの重労働となる。この眼鏡を装着することで正確な測定が可能となるほか、出荷に最適な体重を見極めることができ、農家の負担軽減や安定収入につながることが期待されるという。

川末教授は、少なくとも2年以内の製品化を目指している。

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