NATOの活発化でロシア西軍管区に20の新軍事編成創設へ ショイグ国防相

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ロシア軍 - Sputnik 日本, 1920, 01.06.2021
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ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は、欧州におけるNATOの軍事活動の活発化を受けて、ロシア西部に20の新しい軍事編成と部隊の創設を発表した。

ショイグ国防相は、米国を中心とするNATO諸国が戦略的航空機の飛行頻度および巡航ミサイルを搭載した軍艦のプレゼンスを高めており、米空軍の戦略爆撃機の欧州上空での飛行頻度も過去7年間で14倍に増えた事実を指摘した。近年の軍事演習の実施回数は1.5倍に増えている。

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ショイグ国防相は、この他にも誘導ミサイルを搭載したNATOの艦船が定期的にバルト海域に進入している事実に注意を喚起し、「2016年以降、合わせて18隻の軍艦が巡航ミサイルが発射されたとみられる水域に進入したことを客観的な制御システムが記録している 」と語っている。

ショイグ国防相は「西側諸国の同僚たちの行動は、世界の安全保障システムを崩壊させるものであり、我々としては十分な対策を講じざるを得ない。私たちは、常に部隊の戦闘構成を改善している。年内には西部軍管区に約20の編成と軍部隊が創設される」と述べている。2021年は、ロシア西部軍管区の全部隊に約2000の新しい武器が供給される。

3日、NATOのオアナ・ルンゲスク報道官は、6月の首脳会議で同盟国はロシアの北極圏における軍事力増強について議論することも明らかにした

また、3月16日、同機構のイェンス・ストルテンベルグ 事務総長はロシアと中国の強化とその接近は、NATOの加盟国に対する挑戦であり、変化する状況への対応を要求していると発言した。

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