若き日のスターリンを扱った新作舞台がモスクワで初日迎える【動画】

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ゴーリキー記念モスクワ芸術アカデミー劇場のエドワルド・ボヤコフ芸術監督はソ連時代の独裁者、ヨシフ・スターリンをテーマとした新作「素晴らしきグルジア人」で、人気歌手のオリガ・ブゾワさんをヒロインとして起用した経緯について記者団に語った。初演は11日に予定されている。

ボヤコフ芸術監督は記者団に対して次のように語った。

もちろん劇場は大騒ぎでした。ここには複数の要素が重なっています。まず第一に、新しいモスクワ芸術座には新しいレパートリーシステム。第二に、テーマとしてのスターリン、そしてもちろんオリガ・ブゾワの存在です。この三角関係はもちろん複雑ではありますが、それがうまく組み合わさりました。

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芸術監督によると、作品には一時的な解釈はできないものが多く、倫理観を問う状況を解きほぐす過程が描かれているという。

革命のために愛を犠牲にできるのか、人をだましていいのか。ベラ・シャンタリがそうだったように、政略に身を任せて良いのか。1つの組織に身を置きながら、別の組織のために活動できるのか。であればこそ、私たちはオリガさんをお呼びしました。というのも、彼女はショービジネスの世界で高尚な芸術の大使になりえる人物だからです。

作品の中でベラ・シャンタリはキャバレーの歌手という設定。狡猾なスパイとしても活動し、若き日のヨシフ・スターリンを救う人物として重要な役割を担う。

当初、シャンタリの役には様々な候補が上がっていたという。

いろんな人と会いましたが、深い話にはならず、明確な提案も行ってはいませんでした。

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ボヤコフ芸術監督はこのように指摘し、オリガさんと会談した後、 この役に彼女を抜擢することを固く決めたという。

私は彼女のエネルギーを見て信じました。共鳴、共感、そういう気持ちがわいて、すぐに話がまとまりました。

「素晴らしきグルジア人」ではヨシフ・ジュガシヴィリ(スターリン)の青年時代が描かれている。

劇場によると、作品では独裁者の青年時代という、斬新で議論に富み、危険なテーマを扱っているという。

演出家はレナタ・ソチリアディ氏で、6月11日と12日に初演を迎える。

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