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「日本のスタッフもすでに疲労困憊している」 オリンピックで働いたあるロシア人スタッフの経験談

© REUTERS / Clodagh Kilcoyneプレスセンター
プレスセンター - Sputnik 日本, 1920, 26.07.2021
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新型コロナウイルスの感染拡大により1年延期された東京五輪が厳しい制限の中で開かれていることは周知の事実である。選手、関係者らは毎日PCR検査を受け、ソーシャルディスタンスを厳守し、隔離措置を敷かれている。しかし、選手たちにより近い存在である、最前線で働くスタッフたちもまた制限を遵守する必要に迫られることがある。

ガリーナ・クトワさんは東京に住んで5年になる。アニメ業界で働いており、日本での生活について、ソーシャルネットワーク「テレグラム」でブログを書いている。日本で開催されるオリンピックで働くという貴重な体験をしようと、彼女はメインの仕事の傍ら、オリンピック開催のための通訳兼運転手の仕事を引き受けた。

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通訳兼運転手の仕事は、新型コロナウイルス感染対策のための制限によって必要となったものである。ソーシャルディスタンスの遵守、感染防止という観点から、参加者は個別に移動することと決まったからである。

ガリーナさんの仕事は、ロシアオリンピック委員会の来賓の送迎と、露和通訳である。オリンピックが開会する半年前にスタッフの募集があった。2019年の時点で集められていたスタッフと異なり、新たに加わったメンバーたちには長期の準備期間は設けられず、10分間の「試用期間」と説明会が開かれただけだという。

ガリーナさん曰く、仕事を始めた最初の数日で、この準備が不十分であることははっきりした。スタッフに配布された説明書には十分な情報が記載されておらず、ボランティアもスタッフも具体的なことがわからないため、たとえば駐車場の入り口を見つけるなど、その場で問題を解決するのに必要以上の時間を費やすことになった。

また組織上の問題にも直面した。ガリーナさんの仕事は、来賓を毎日PCR検査に連れていくことであるが、最終勤務日、7人乗りの自動車に8人のグループを乗せていくよう指示された。しかしこのことから、次の運転手が来るのを待ちたくないというグループのリーダーとトラブルになったという。

加えて、多くの選手たちは制限措置に不満を持っており、最前線で働くスタッフに臆することなく訴えてきたという。これについてガリーナさんは、「問題は人々のメンタリティによるものです」と指摘する。多くの選手がマスクをアゴまで下げ、また施設内でのソーシャルディスタンスの遵守は、守ろうと思ってもなかなか難しい状態だとガリーナさんは言う。たとえば、持ち物検査場で2メートルの間隔を開けて立つことは物理的に不可能なのだという。

ガリーナさんは、今、パンデミックの中で五輪を開催することはあまり良い考えではないと思っている。選手村では毎日、新たな感染者が確認されているが、自主隔離は3日間のみで、14日後には公共交通機関を利用することが許されている。

「今の状況を喜んでいるスタッフは1人もいませんでした。この仕事に応募した人は皆、楽しくて、普通はできない経験ができると期待していたのですが、厳しい制限の中で、誰もが神経をすり減らさなければならないのです。日本人スタッフですら、疲労困憊しています」。

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