食器のすすぎ洗いをやめ、パンの残りを冷凍し、歩いて出かけて、地球を救おう=デイリー・テレグラフ

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プラスチック - Sputnik 日本, 1920, 01.08.2021
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英国のアレグラ・ストラットン首相報道官は、英国紙デイリー・テレグラフに記事を寄稿し、国民に対し、地球の環境を守るためのいくつかの「小さな一歩」を呼びかけた。その提案は、汚れた食器を食洗機にかける前のすすぎ洗いをしない、パンが残ったときにはカビが生える前に冷凍する、そして買い物にいくときには歩いていくというものである。

ストラットン報道官の発案は、国連気候変動会議の開催を前に、気候変動対策の方法に関する意識の向上を目的に政府が進めているキャンペーン「ワン・ステップ・グリーナー」(環境保護の一歩)の一部である。報道官は、その記事の中で、自らが呼びかけている「小さな一歩」は一見そう大したことではないように感じられるかもしれないものだと強調されている。しかし、米国の研究所が発表したデータによれば、食洗機にかける前の食器を予めすすぎ洗いしている家族が消費している水の量は、実に年間27,000リットルに達する。しかしいま、地球上では淡水の備蓄は減少を続けている。しかも、地球の環境保全に向けてこうした「小さな一歩」を行うことは難しいことでないばかりか、有益でもある。たとえば、買い物に歩いていくというのは、地球をきれいにするだけでなく、運動不足の解消になるとストラットン報道官は指摘する。また残ったパンを捨てるのではなく、冷凍するというのは、飢餓撲滅への貢献にもなるのである。

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もちろん、ストラットン報道官の提案は、国連気候変動会議で世界の首脳や企業からが採択することになる重要な政治的解決の代案になるわけではない。しかし、これはより良い環境を守るためのより効果的な方法について、国民一人一人に考えさせるものになるとデイリー・テレグラフ紙は指摘している。

環境汚染対策に対し革新的な取り組みを見せるシンガポール政府が、二酸化炭素の放出を制限する新たな追加措置を導入したという話題については、「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。

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