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「女性が女性であること」

なぜ日本人女性は

ベリーダンスをするのか?

恥ずかしいなんてことは

まったくない

流行りのユニセックスの服や体型をカバーするオーバーサイズの服は、男女の外見の違いをますます目立たなくさせている。このような状況に不満を抱く女性たちは、ダンスなどを通じてその女性らしさを強調する方法を模索している。肌を露出した衣装で踊るこのエキゾチックなダンスは、いかにして奥ゆかしい日本文化と共存しているのだろうか?「スプートニク」が取材した。
名前の意味
ファリーダ・ユミさんは日本人のベリーダンサー、フォークロアダンサー、ダンス講師、振付師である。この外国人風の苗字は、自身が師事するエジプトの師匠につけてもらったものだという。ユミさん曰く、ファリーダというのは、古代の女王の名前でもあり、「唯一無二の存在」「ユニークな」という意味を持つアラビア語なのだそうだ。

© Sputnik/Jenny Hollyway

© Sputnik/Jenny Hollyway
ファリーダさんは2003年にベリーダンスを始め、プロダンサーを対象とした国内外の大会で優勝を果たした。2014年にはダンススタジオを創設し、現在は東京、千葉、福島でダンスを教えている。2020年1月、ファリーダさんは香港で行われたエジプト国立フォークロアダンスグループの創設60周年を記念したイベントで、グループのメンバーらと共演した。
© Sputnik/Jenny Hollyway
自身のダンススタイルについて、ファリーダさんは、「わたしが主に踊ったり指導しているものは、いわゆるベリーダンスと呼ばれているエジプトのオリエンタルダンスエジプトのフォークロアダンスをメインにした、湾岸や北アフリカなどアラブ圏全体の踊りです」と話す。
なぜベリーダンスなのか?

 © Sputnik/Jenny Hollyway


なぜこのジャンルのダンスを選んだのかという問いに、ファリーダさんはいくつかの理由を挙げている。まずは幼少の頃からアラブや中東の文化、特に古代エジプト文明が大好きだったこと。旅行好きな彼女は、エジプトを20回以上訪れている。またファリーダさんは学生時代、自分に対する自信を失くし、死を考えるほどつらかったときにダンスが自分を救ってくれたと言い、「学生時代に自身の死生観をふと考えたとき、好き嫌いではなく、苦手意識のあるもの『当時は人前で話すこと、歌うこと、踊る事が大の苦手でした』をなくしてから死にたいと思い、まず何か表現をすることをしてみようと思いました。様々な踊りを見た中で選んだのがこの踊りでした」と話す。
しかし、アラブのダンスへの興味が決定的になったのは、ドイツに留学していたときだという。ベリーダンスのショーを見て、これだと感じたという。「ドイツ留学時、パーティーやレストランで見たベリーダンサーの美しさ、見る人を楽しく幸せな気持にする堂々たる姿に衝撃を受けました」とファリーダさんは語っている。ファリーダさんは、ほかならぬダンスによって、本当の大人になれたと感じていると述べている。
「まず一番大きいのは、アラビア語やアラブの文化、価値観を学べたこと。踊りを習う過程では、人との付き合い方、芸事との向き合い方、自立心、協調性、本質や全体を観る力など、大人になってからもこんなに肌で学ぶことが多いのかと思うほど、人として成長させて頂きました」。
ファリーダさん
女性が女性であること

© FaRida


ファリーダさんは、日本でもプロのベリーダンスの歴史は長いとしながらも、ダンサーやレッスンを受ける人たちをサポートするような公的な組織は最近までなかったと指摘している。状況が変わったのは、2017年に日本ベリーダンス協会が創設されてからである。ファリーダさんは、会員になるのに厳しい条件がないことから、あらゆるレベルのダンサーたちが入会でき、また協会は、登録のための条件を示すプロのダンサーや指導者の活動に支障をきたさないと指摘している。
日本では男女差が
なくなりつつある
ファリーダさんは、日本では男女差というものがなくなりつつあると考えている。その一例として、多くの店で、ユニセックスの洋服が売られるようになっていることを挙げている。これは、明確で厳格な性別の区別があるアラブ諸国と大きく異なる点であるとファリーダさんは言う。ベリーダンスは、自分自身の女性としての質を強調し、より確固たるものにしたいと考える女性に人気がある。

「もともとアラブ人女性は、人前で踊ったり肌をあらわにしたりすることは結婚式や閉じられた場所など余程のことがない限りしません。日本にも昔からある奥ゆかしさや恥じらいの文化との共通点もとても多いなと感じます。

© FaRida

「しかし、現代の日本は表面的な男女平等により、結果社会に対し心身ともにストレスを抱えている女性が数多くいます。服装や言葉使い、立ち振る舞いも男女の区別がほぼ無くなってきており夫婦間のセックスレスや離婚率、独身率そして少子化も世界トップレベルです。

男女は人間としての価値は平等であっても、質が違うので、自分の持つ質を個性として受け入れる事いわば女性が女性であることを受け入れ活かすことはとても大切な事だと考えています。ダンスを踊るときのように自身を開放して、家庭内で優しく魅力的に振る舞えば、より良いパートナーシップが築けると思います」
ファリーダさん
スプートニク

日本では控えめな態度を取り、自分自身を表に出しすぎないという傾向があると思います。ベリーダンスをしていることに対して、周囲から偏見を感じられたことはありますか?

ファリーダさん

一般の方からの偏見は感じたことはありません。15年ほど前に日本ではベリーダンスのブームが起こり、世間にも知られるようになりました。今ではキッズ〜70代の方まで沢山踊られています。逆にすぐにプロになれてしまったり、プロでなくても踊れる場所が沢山あるなど(文化的な違いですね)の点は他ジャンルのダンス業界からは異質と見られていると思います

スプートニク

ベリーダンスをうまく、またはきれいに踊るためには、独特の体型が必要(たとえば、胸が大きい、腰が広い、ウエストが細いなど)だと思う方々が少なくないと思いますが、実際そのようなことはあるのでしょうか?

ファリーダさん

アラブの方は凹凸が好きなので(笑)、胸や腰は大きければ大きいほど女性らしくて良いと思いますが、それぞれのバランスや個性にあった踊り方や魅せ方ができる踊りなので、無理をせずご自身の身体に自信を持って、楽しみながらダンサーとしての鍛錬を積んでいくことが一番だと思います。きちんとした体の使い方をしていけば、いらない部分のお肉は落ちて、必要なところにはお肉が付いてきます

© FaRida
ファリーダさんは、日本ではアラブの文化や歴史に対する関心が高まっていることから、今後さらにベリーダンスが流行するよう願っているという。
日本や欧州では特にないかなと思いますが露出の多い格好をしているので、プロダンサーは特に勘違いされないように身だしなみや振る舞いにはとても気をつけています。アラブ圏で生活するときにはダンサーであることは伏せています。

10数年前、アメリカ経由のベリーダンスが世の中のアンチエイジングの波に乗り、とても流行りました。その時のような流行りは来ないかと思いますが、日本でもムスリムやエキゾチックなアラブ文化に興味を示す人々が増えてきており、アラブの文化の一つとしてきちんとしたアラブ発祥のものが徐々に一般にも認知されていくのではないかと思います。
ファリーダさん
© FaRida
スプートニク

日本はエジプトから何を学べると思いますか?またダンスの他に、エジプトが好きな理由を教えてください。

ファリーダさん

イスラムの国でありながらも、エジプトの長い歴史に根付く多様な文化や人々の温かさがとにかく魅力的です。野菜や果物もとっても美味しいです。アラブ芸術やアラブ女性の美しさにもとても心惹かれます。エジプトから学べることは、家族の関係の深さ、人と人との繋がりの濃さ、見ず知らずの人にも興味を持ち何かあれば手を差し伸べるところ、素直に感情を表に出すこと、明るい人が多く騙されたり嫌なことがあってもどこか憎めないのがエジプト人の良さです。老若男女、古き良き日本の人情のようやものがそのまま薄れることなく残っていますし見事な経済成長を遂げながらも、女性が女性らしく、男性が男性らしく居られる社会は今の日本社会が学ばないといけない部分だと思います。

スプートニク

最後に、今後のどのような活動をしていかれる予定でしょうか。また夢があれば教えてください。

ファリーダさん

ダンスの他にアラブと繋がるような仕事を展開していきたいなと思っています。近くエジプトに家を購入して、将来的にはエジプトのアスワンに移住出来たらいいなという夢を持っています。

© FaRida
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