知事会長、パラ開催に懸念表明　厚労相との意見交換で

全国知事会長の飯泉嘉門徳島県知事は１０日、新型コロナウイルス対策を巡って田村憲久厚生労働相とオンラインで意見交換し、２４日開幕の東京パラリンピックについて「東京での感染拡大が予測されている。開催に支障を来すのではないか」と懸念を示した。その上で感染の抑え込みに向け、政府に迅速な対応を求めた。

会合は冒頭のみ公開。飯泉氏は、東京都のモニタリング会議が現状の増加ペースだと１日当たりの感染者数が近く１万人を超えると試算したことを挙げ、感染状況の厳しさを強調。「全国に緊急事態宣言を出した方がいいとの意見も（知事会に）寄せられている」と述べ、対応を迫った。

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