今夏、米国人の約3人に1人が自然災害に直面=ワシントン・ポスト紙

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カリフォルニアの森林火災 - Sputnik 日本, 1920, 05.09.2021
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米国では過去3か月間、約3人に1人が、暴風雨、ハリケーン、洪水などの自然災害による被害に直面した。ワシントン・ポスト紙が連邦政府からの文書を分析し、4日に報じた。
ワシントン・ポスト紙はまた、米国人の約64%が、同紙が「異常気象の最も危険な形態」としている熱波が観測された地域に住んでいることを明らかにした。さらに同紙は、米国では6月以来、ハリケーン洪水、熱波、山火事により、少なくとも388人が死亡したと指摘した。
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専門家は、米国での最近の自然災害は、米国の歴史を通じて直面した中で最も過酷なものであると認識しているという。
同紙が強調しているように、米国は他のどの国よりも地球温暖化のプロセスに影響を与えてきた。1850年以降、大気中に放出された二酸化炭素の4分の1は、米国が化石燃料を燃やしたことによるもの。
気候変動問題を研究している国連の専門家グループの推定によれば、国際社会は温暖化による最悪の事態を逃れるために、2020年代末までに二酸化炭素の排出量を約半分にする必要があるということを同紙は指摘した。
こうした予測によると、今世紀末までに米国の多くの地域で平均気温は3.3〜4.5度上昇する可能性がある。さらに、2050年までに、極度の熱波により年間6万人以上が死亡するとされる。今世紀末までに、米国はさらに頻繁にハリケーンに見舞われ、半日で時速112.5kmまでに発達するようになるとされている。
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