タイムズ紙:撮影班はハリウッドでの仕事を悪夢と呼ぶ

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ハリウッド - Sputnik 日本, 1920, 19.09.2021
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タイムズ紙が米国のショービジネスの裏事情を世間に明らかにした。同紙によれば、米国の映画産業界の現場労働者の中では過労は常態化しているという。過密スケジュールから多くの労働者が現場に留まることを余儀なくし、その結果、自宅に向かう車の中で眠り込み、事故を起こしているという。
ハリウッドのある現場労働者は、27歳の照明技術者のベン・ゴットリーブ氏によって作成された「IATSE Stories」と呼ばれるインスタグラムのページに匿名で自身の経験を投稿している。IATSE (International Alliance of Theatrical Stage Employees)とは現場労働者の組合のこと。ベン氏自身もハリウッドでの自身の仕事の実情をフォロワーたちと共有しており、こうした環境を「悪夢」と呼んでいる。ベン氏によれば、12時間の過密な撮影ではトイレに行くだけの余裕もなく、その後、機器の設営でさらに追加で時間を要することになるという。そのため、終日どころではなく、深夜遅くまで働かなければならない。
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ベン・ゴットリーブ氏は、同僚と同じく、パンデミックによる休養を経て、以前の「悪夢」のような仕事に戻ってきたとタイムズ紙は報じている。ベン氏は自身のインスタグラムで次のようにコメントした。「私たちは、普通のスケジュールだったならこんな風に過ごすことができるという生活を味わった。私たちは、他の人たちと同じように、定時に帰宅し、家族や友人と自由な時間を過ごすことができた」。
通信社「スプートニク」は以前、世界保健機関(WHO)と国際労働機関(ILO)が実施した調査について報道している。この調査は、残業が早すぎる死をもたらすことを示している。
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