フランスを失望させることはわかっていた=豪首相 潜水艦製造契約破棄

© REUTERS/Issei Katoスコット・モリソン豪首相
スコット・モリソン豪首相 - Sputnik 日本, 1920, 21.09.2021
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オーストラリアのスコット・モリソン首相は、潜水艦製造契約の破棄についてフランスを失望させると把握していたと述べた。豪テレビ局「9News」が報じた。
モリソン首相は、国連総会出席のために米ニューヨークに到着し、「(潜水艦製造契約の破棄にまつわる:スプートニク日本編集部)このような決定がフランスを失望させることはないと考えるわけがなかった。当時、我々は安全保障問題について議論することができなかった」と説明した。
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先に、モリソン首相はフランスのアタック級潜水艦の能力がオーストラリアの戦略的利益に呼応していないことを懸念していると述べていた。
モリソン首相によると、オーストラリア政府は潜水艦プログラムについては「何ヶ月も前に」仏政府に懸念を伝えていたという。
ヨーロッパの指導者やジョー・バイデン米大統領と面会する前に、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と面会するかという質問に対し、モリソン首相は「今のところ、そのような機会はない」と答えた。
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オーストラリア、米国、英国は15日、安全保障および防衛分野における3カ国のパートナーシップ「AUKUS」の創設を発表した。オーストラリアは2016年、フランスの造船会社ナバル・グループと潜水艦12隻の建造契約を結んでいた。契約額は560億ユーロで、これはオーストラリア史上最大の防衛契約となった。しかし、モリソン首相は16日、フランスとの潜水艦建造に関する契約の破棄を一方的に発表した。
オーストラリアが潜水艦建造契約の破棄を決めたことに対し、フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外相は「背信行為」だと述べ、憤りを表した。また、フランス外務省のクレマン・ボーヌ欧州担当国務長官は、オーストラリアとの問題を受け、ヨーロッパは戦略的自治と防衛を強化すべきだと述べた。
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