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スプートニク日本
訪れた国は90カ国以上、5年間、旅を続ける夫婦
ペルーに半年留まり、ミャンマーで生死の境をさまよい、トルクメニスタンで多くを学び、ロシアで寒さに震え、ヒマラヤに登る。宮脇大輔・千果夫妻は新婚旅行である世界一周旅行を5年続けている。この間にどのような冒険を経験したのか、夫妻が「スプートニク」のインタビューに応じてくれた。

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夢が現実になるとき

「一人旅中にトルコのカッパドキアで気球に乗って朝日を見た。その景色が美しすぎて今後は誰か大切な人と世界中の絶景を一緒に見たいと思った。そして、千果と出会い、この人と一緒に世界中を訪れたいと思った」と大輔さんは話す。
千果さんは言う。「大輔と台湾のランタン祭りに行ったときに結婚のプロポーズをされた。その時の言葉が『新婚旅行で世界一周をしよう!世界中の美しい景色を一緒に見に行こう!世界で一番最高な新婚旅行をしよう』だった」。
2人は旅行を始めるまで、食品メーカー(大輔さんは営業職、千果さんは開発職)に勤務していたが、夢を叶えるためにともに退職した。それから2人は旅行に向けた準備を開始。世界で行ってみたい場所をリストアップし、その場所を訪れるのに適した時期を選び、出発日を決めた。また2人は双方の両親から承諾を得て、旅行をスタートさせたのである。
「勤めていた会社を退職する手続きを始めた。出発の12日前というギリギリまで働き退職。退職した1週間後に結婚式を行った。結婚式の5日後に出発した。」
この間、2人は基本的に貯金を切り崩して生活し、旅行ブログのアフィリエイトで少々資金を補填したという。

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大冒険

そして夫妻は大旅行を始めたが、この間に日本に帰国したのは1度きり、しかも滞在期間は5日だけだったという。そして旅行の中では、面白いこと、困難なこと、危険なことが何度もあった。「スプートニク」は、2人にさまざまな国で起きたことを語ってもらった。
「ヨーロッパをロードトリップしている時にイタリアのローマで車上荒らしに遭い、警察に行ったが彼らが英語を話せず、私達がイタリア語を話せないため、たらい回しにされガラスの割れた車で3件警察署に行き、翌朝にやっと対応してもらえた。大輔がミャンマーで原因不明の病気にかかり、病院に向かったが『外国人はミャンマー人の保証人がいないと入院できない。』という国のルールにより、医者からマラリアの疑いがあると言われていて熱が40度以上あるにも関わらずホテルに戻ることになった。」
「トルクメニスタンの異世界のような景観と文化。中央アジアの独裁国家と呼ばれるトルクメニスタンの首都アシガバードでは地球とは思えない街の姿があった。建物に白色だけしか使えない奇妙な町があったり、他の惑星だと感じさせる奇怪な建築物がある広大なエリアがあった。また、大統領崇拝のため、至るところに写真が飾られているのだが、結婚式会場のメインステージの後ろに一番目立つように大統領の写真が飾ってあったのには驚いた。

ロシアのモスクワの人の歩く速さ。東京のビジネスマンが世界一歩くのが早いと思っていたが、モスクワの地下鉄を歩く人は東京の人より遥かに速くて驚いた。」
「夏のアメリカの暑さ。世界一気温が高いと言われるデスバレー国立公園。夕方訪れたにも関わらず気温が50℃を超えていた。その周辺を観光中に、冷凍ピザを車のボンネットに置いておいたらそのまま食べられるぐらい加熱されていて驚いた。そして美味しかった。

ネパールで4日間のヒマラヤトレッキングへ行った際、山小屋で食べ物を買うと高額だろうと思い、麓の町で大量食料を買って出発した。いざ1日目の山小屋に着くと、山小屋の宿泊料金は夕食・朝食セットの価格が普通で寝泊まりだけの宿泊は受け入れないのがネパールの山小屋の常識らしい。それを知らなかったと伝えると悪意なく純粋な表情で『あなた達には友達もいないの?』と言われてちょっと悲しくなった。」
「冬のロシアのバイカル湖に訪れた際、夕日を見終わり、暗い中、寒さに凍えながら歩いていたときのこと。気温-25℃の中、自分たちは死にそうになりながら歩いていたのに、ロシア人女性が外でアイスを食べていて衝撃的だった。

インドの長時間バスに乗っていたときのこと。暑いのでサンダルを脱いでいたら、降りる時に無くなっていた。え?と思い後ろの人に尋ねると、特に驚きもせず『さっき降りた人が履いていったんじゃない?』とよくある話のように言ってきた。半年以上履いている綺麗でもないサンダルを盗難する国、それがインド。
でも、バスを降りたいのに履物がないと困るなぁ。と思いながら、もう一度座席の下を覗くと、ご丁寧に汚いビーチサンダルが一足脱ぎ捨てられていた。盗んだ人が脱ぎ捨てていったのだろう。他の乗客はとりあえずそれ履いて降りれば?と言ってきた。これがインド流の優しさか?と思った。」

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コロナ時代の旅行

「ペルーにあるマチュピチュの観光拠点の街クスコを訪れた際にロックダウンに遭った。飛行機だけでなく、国内のバスも全て止まってしまった。旅行が再開できる状況になるまでクスコで待つことにした。合計1年4ヶ月クスコの街で待ち続けた。クスコに滞在している間に多くのクスコの人々に助けてもらった。その恩返しを込めて、世界遺産の街クスコのプロモーションビデオを作成した。それをクスコ市長から評価していただき、市長から私達夫婦に向けて感謝状をもらい、今年クスコに貢献した人として表彰式を行なっていただいた。」

24時間、365日一緒にいる生活を4年間

常に一緒にいる夫婦が直面するもう1つの困難は、2人の関係を維持することだという。
「旅行中には試練となることの方が多い。ただ、2人で体験したすべてのことが今後の2人の人生にとっては良いものになると思っている。24時間、365日一緒にいる生活を4年間。合計約1500日間、トイレとシャワー以外はずっと一緒にいる生活をしている。時には意見が異なり喧嘩をすることもある。
でも、これだけ長い時間を一緒に過ごしても毎日楽しくいられるのは世界中で今のパートナーだけだと思う。なので、パートナーと一緒に旅行することで2人の絆は更に強くなると考えている。」
しかし、家から遠く離れていても、2人は日本を忘れることはないという。たとえば、パラグアイにある日本人移民の地区イグアスも日本を思い出させた。そこには鳥居を目にし、日本の文化を感じたという。
この後は、中央アメリカ、南アメリカの旅を続け、2022年1月には帰国予定だという。日本に帰って一番にしたいことはという問いに、大輔さんは「お風呂に浸かりたい」、千果さんは「コンビニに行きたい」と答えてくれた。
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