iPhoneは、情報を意識的に消費するためにつくられた＝アップルCEO

米アップルのティム・クック最高経営責任者（CEO）は、オンラインマガジン「Bustle」のインタビューで、アップルのデバイスは「無限の無意味なスクロール」をするためではなく、情報を意識的に消費するためにつくられていると説明した。

クック氏は、精神疾患の問題についてコメントし、アップルは情報を意識的に消費するアイデアを推進していると指摘した。同氏は、先にアップルはiPhone、Mac、またはiPadの使用時間を管理する「スクリーンタイム」（ScreenTime）機能を導入したと語り、「我われは無意味なスクロールに反対だ」と指摘し、SNSのチェックに時間を費やすユーザーの習慣を示唆した。

クック氏は、ガジェットの目的は人々がガジェットと生産的に相互作用することにあるとの考えを示し、「我われは、例えば写真展を開いたり、FaceTimeで家族や友人と交流したり、人々が自分のデバイスを用いて何かをすることを望んでいる。無限の無意味なスクロールではなくて」と語った。

同氏は、テクノロジーは人類に奉仕すべきものであり、その逆ではないとし、「私は常に、テクノロジーを使用する人々についてあまりにも心配してきた」と強調した。

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