スノーデン氏 中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)は「社会に対する危険」と痛烈批判

© REUTERS / Glenn Greenwald/Laura Poitrasエドワード・スノーデン
エドワード・スノーデン - Sputnik 日本, 1920, 11.10.2021
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米国家安全保障局(NSA)および米中央情報局(CIA)の元局員のエドワード・スノーデン氏は、中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)を痛切に批判する記事を発表した。スノーデン氏は記事の中でCBDCを「社会の頭上にぶら下げられた新たな危険」と呼び、ユーザーの自己資産に対する私有権をはく奪し、デジタル通貨本来の特性を倒錯するものとこき下ろしている。
「CBDCは暗号通貨の倒錯に近い。もしくは、少なくとも暗号通貨の創設原理とプロトコルの倒錯である。暗号ファシストの通貨であり、ユーザーからお金の所有権を奪い、あらゆるトランザクションにおいて国家を仲介者とするように設計された邪悪な双子であることは間違いない」

Most of your money exists not as something folded in your wallet, but as an entry in a bank’s database, faithfully requested and rendered beneath the glass of your phone.

If someone else gets to decide *if* and *how* you can spend it, is it really yours?https://t.co/720SYvqzZM
​スノーデン氏は、CBDCは将来、市民の資産を管理する手段として用いられる恐れがあるとして、次のような例を引いて説明している。ある医者が患者に砂糖の制限を指示したとする。するとこの情報は、患者が加入している保険会社からCBDCの流通を統括する仕組みにリスク削減を口実にわたる恐れがある。この結果、この患者がチョコレートのバーを買おうとするときに決済ができないという事態になりかねない。
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