英国ウィリアム王子　ベゾス氏VSマスク氏の宇宙競争を痛烈批判

英国王室のウィリアム王子はBBCからの取材に対して米国の2人の億万長者ジェフ・ベゾス氏とイーロン・マスク氏による宇宙飛行のライバル競争を痛烈に批判した。ウィリアム王子は力と資金のすべてを地球外に生活空間を探すために投じるのではなく、自分たちの暮らす惑星の復興のために使うべきだと指摘した。

「我々には、世界の最高の頭脳を生活のための別の空間を探すためではなく、この惑星の救済に集中させることが不可欠だ」ウィリアム王子はこう述べている。

ウィリアム王子のこの声明は、『スタートレック」でカーク船長を演じた俳優のウィリアム・シャトナー氏（90）が最高齢のクルーとして宇宙空間に出た後、表された。シャトナー氏はアマゾンのベゾスCEOの所有のブルーオリジン社の宇宙船「ニューシェパード」に乗って、宇宙旅行を行ったばかり。

ウィリアム王子は、億万長者らによる宇宙空間でのライバル競争騒ぎで地球に本来一番重要な問題の解決が見えなくなっていると指摘している。

このBBCからの取材をウィリアム王子は、自身が創設した環境問題に取り組む団体に贈る「アースショット」賞の授与にちなんで受けた。同賞の5000万ポンド（7億7800万円）の賞金は、これから10年にわたり、地球環境の復興にイノベーション的解決を開発した者らに贈られる。

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