「自由なテーブル」北海道東川町と隈研吾氏、若者のための第2回「KAGU」デザインコンペの実施を発表

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日本の北海道東川町と著名な建築家で東京大学特別教授・名誉教授の隈研吾氏が、第2回「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペの実施を決めた。第1回デザインコンペには熱意に満ちた世界中の若者たちが参加し、「木の椅子」をテーマに作品を制作した。第2回のテーマは「自由なテーブル」。
隈氏は次のようなメッセージをおくっている。

「コロナになって、生活のスタイルが大きく変わりました。テーブルとデスクという区別も今や意味がないかもしれません。新しい暮らしに対応する自由なテーブルを提案して下さい」。

第1回「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペは、2021年前半に開催された。5月中旬に入選した11作品が発表された。6月に各賞が決定し、ロシアのサマーラ工科大学デザイン学部のアンナ・ブガエウァさんの作品が優秀賞を受賞した。ブガエウァさんの作品は折りたたみ椅子で、その尖った角が星を彷彿させるため、ブガエウァさんは自身の作品を「Asteris」(星)と名付けた。
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作品を制作するにあたり、ブガエウァさんは折り紙からインスピレーションを受けたという。ブガエウァさんの折りたたみ椅子は、折り紙のように複数の層で構成されている。必須条件の木のほかに布、ゴム、炭素繊維が使用されている。
第2回デザインコンペの応募要項は、第1回とあまり変わりはない。作品の提出締め切りは2022年3月31日。同年5月中旬に入選作品が決定し、同6月に東川町で公開プレゼンテーション及び表彰式が行われる予定。最優秀賞1作品、優秀賞3作品、佳作6作品が選ばれ、最優秀賞には賞金50万円、優秀賞には10万円が贈られる。
隈氏は2012年にモスクワを訪れ、建築とデザインの国際展示会「Arch Moscow」で講義を行った。その際、隈氏は、外国の建築を借用することは適切かどうかについて聴講者から質問を受け、建築物はパソコンや機械ではなく、場所を移動することはできないとし、建築は風景、自然、気候、地域の生活の特徴などと関係しており、それらから成熟していくものであり、出来上がったものが空から降ってくるわけではないと述べた。
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