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津波から身を守る=史上最大規模の津波とその被害

© AFP 2021 / Toru Yamanaka津波の犠牲者の追悼のため水に花を投げ入れる女性
津波の犠牲者の追悼のため水に花を投げ入れる女性 - Sputnik 日本, 1920, 05.11.2021
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11月5日の津波防災の日に合わせ、「スプートニク」は史上最大の津波についてまとめた。

大津波は必ずしも大きな破壊によって引き起こされるわけではない

津波は海や湖の中のわずかな水の移動によっても引き起こされる可能性があるが、しかしやはり地震によって海底近くで起こるプレートテクトニクスによって引き起こされる場合がほとんどである。また火山の噴火、氷河、隕石の衝突、侵食などによって津波が発生する場合もある。
津波の規模に関する歴史的なデータはそれほど多く残っていないことから、その回数や津波が岸に向かってどれほどの距離を進むのかなどについて、研究者らは、もたらされた被害の規模を基に算定している。しかし、津波による正確な被害の大きさを評価するには数ヶ月から1年という期間が必要とされる。

明応地震 1948年9月20日

北緯34.0度 東経138.0度。地震の規模はM8.2~8.4であったと推定されている。津波は紀伊から房総にかけての沿岸に襲来し、波高は駿河湾沿岸の江梨や小川で8m、伊勢、志摩で6〜10mであった。津波規模は安政東海地震を上回り、伊豆半島西岸や志摩半島では局所的に大規模な津波が襲来していた。地域全体で浸水し、家が押し流され、31,000人以上が死亡したと伝えられた。紀伊から房総にかけての沿岸に津波が押し寄せ、伊勢大湊で家屋流失1,000戸、溺死5,000件、伊勢・志摩で溺死10,000件、静岡県志太郡で流死26,000件などの被害が出たという。古文書の記録や伝承によると、静岡県沼津市においては、津波が斜面を駆け上り、海抜36メートルを超える地点まで達していた可能性があることがわかった。

クラカタウ、インドネシア 1883年8月27日

この津波はクラカタウ火山の噴火によって引き起こされた。8月27日に巨大な爆発が起き、その1時間後に同規模の爆発が起きた。火口からは18立方キロメートル以上の溶岩や灰が大気中に噴出した。
爆発によって引き起こされた津波は、ジャワ島やスマトラ島の沿岸部にある都市、居住区、森林を瞬時に飲み込み、多くの島が住民とともに水没した。津波の威力はきわめて大きく、ほぼ地球全体に広がった。
ジャワ島とスマトラ島の沿岸部だけでも、295の都市と居住区が消し去られ、36,000人以上が犠牲となった。また数十万人が住居を失った。スマトラ島とジャワ島の沿岸部は見る影もないほどその姿を変えた。スンダ海峡の岸の肥沃土は基盤岩まで洗い流された。
この大震災による死亡者の数はおよそ40,000人に上った。

リスボン、ポルトガル 1755年11月1日

「リスボン大震災」、「リスボン大地震」などとも呼ばれるリスボン地震は、1755年11月1日にポルトガルのカトリックの祭日「諸聖人の日」に起きた。地震が発生したとき、リスボンの大多数の人々は、サン・ヴィンセンテ・デ・フォーラ教会をはじめとする6つの主要な聖堂で祈りを捧げていたが、ポルトガルの首都であり、欧州の教育の中心であるこの偉大な港湾都市リスボンは数分のうちに廃墟と化した。
現代の地震学者らは、リスボン地震は、セントヴィンセント岬から南西200キロほどの地点の大西洋海底を震源とするマグニチュード8.5〜9ほどのエネルギーがあったと評価している。
地震は3つの巨大な波を続けて引き起こし、ポルトガルとスペイン南部の西岸沿いの都市を破壊し、波の高さは複数の場所で30メートルにも達した。地震とそれに続く津波により、ポルトガル、モロッコ、スペインで合わせて60,000人の命が奪われ、複数の都市が壊滅状態となった。
18世紀の欧州諸国は、懸命にこの悲劇を宗教や自身の信念の枠内で理解しようと努力した。地震が「諸聖人の日」に発生し、街の主な教会をほぼすべて崩壊させたことから、聖職者らは、この大惨事をリスボンの罪によるものだとして非難した。
ヴォルテールなどの哲学者らも、この出来事について書いている。またヴォルテールは、この地震を、代表作「カンディード」や「リスボンの震災をめぐる詩」に取り入れている

東北地方太平洋沖、日本 2011年3月11日

2011年に起こった東北地方太平洋沖の大地震は、東日本大震災とも呼ばれる。三陸沖で発生した地震の規模はマグニチュード9に達した。
この地震は1900年以降、世界で2番目に大規模なものであり、130年前に近代的な地震の観測が行われるようになってから最大のものとなった。地震による津波は、岩手県宮古市で高さ40.5メートルに達し、宮城県仙台市では最大10キロの陸地に広がった。また地震により、本州は2.4メートル東へ移動し、地球の地軸は東経133°の方向に10〜25センチ傾いたとされている。
津波は数万軒の建物を崩壊させ、津波が押し寄せた地域のほぼすべてを破壊し、大規模な被害を生んだ。公式データによれば、およそ20,000人が死亡または行方不明となった。最大の津波は大船渡の綾里湾で、高さ30メートルにも及んだ。
巨大な津波は日本の東沿岸部を襲い、18,000人以上の犠牲者を出した。またおよそ45万2,000人が避難を余儀なくされた。さらにこの津波により、福島第一原子力発電所では水素爆発とメルトダウンが起こった

スマトラ、インドネシア 2004年12月26日

2004年12月26日にインド洋で発生した津波は、原子力爆弾23,000個分のエネルギーを持つとされる地震によって引き起こされた。地震発生後、数時間にわたり、震源地から巨大津波が押し寄せ、インド洋沿岸11カ国に広がり、東アフリカからタイまでの多くの国々の被害を及ぼした。30メートルの高さを超える津波は、14カ国で、沿岸の居住区を飲み込んだ。
スマトラ島沖で発生したマグニチュード9.1の地震の震源の深さは30キロとされている。震源域は1,300キロにおよび、海底が数メートルほど持ち上がった。この大地震は人類史上もっとも壊滅的なものの一つとなっている。この地震による被害がもっとも甚大だったのがインドネシアで、続いてスリランカ、インド、タイも大きな被害を受けた。複数の評価で、この地震による損害は100億ドルと算定されており、およそ23万人が犠牲となった
現在、国外で強い地震が発生したとき、日本の気象庁は、およそ30分以内に「遠地地震に関する情報」を発信し、津波に関する情報が、国外の津波観測を基に、津波が日本に到達する数時間前に伝えられている
津波を予測する技術は時代とともに確実に進歩しているが、四方を海に囲まれている日本にとって、津波は恐ろしい自然現象であり続けている。
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