ロシアから密かに運び出されたロマノフ家のジュエリー、約1億円で落札 サザビーズ

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ロマノフ家 - Sputnik 日本, 1920, 12.11.2021
サイン
スイスのジュネーブで開催されたサザビーズのオークションで、ロシアの大公妃マリヤ・パヴロヴナ・ロマノヴァが所有していたサファイアとダイヤモンドのイヤリング2個とブローチ1個が80万6500スイス・フラン(約9900万円超)で落札された。サザビーズのサイトで発表された。
競売にかけられたのは、ダイヤモンドで縁取りされた26.8カラットのサファイアのブローチと、ローズカットダイヤモンドで縁取りされた6.69カラットと9.36カラットのステップカットサファイアのイヤリング。
かつてこれらのジュエリーは、ロシア皇帝ニコライ2世のおば、マリヤ・パヴロヴナ・ロマノヴァが所有していた。このイヤリングとブローチは、1917年にマリヤ・パヴロヴナの友人だった英国の美術商、アルバート・ヘンリー・ストップフォードによって密かにロシアからロンドンへ運ばれた。
マリヤ・パヴロヴナはそれから2年後にロシアを去り、1920年にフランスで死去し、宝石を手にすることはできなかった。マリヤ・パヴロヴナは1920年7月にフランスのパリに到着したが、重い病気を患っており、数か月後に亡くなった。
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