1日に500人以上がサソリに噛まれ、3人死亡　エジプト

エジプト南部のアスワン県で13日、1日に500人以上がサソリに刺されたことが分かった。ハリド・アブ・アリ・ガファ保健相代行が発表した。

現地では13日、大雨とこの緯度では極めて珍しい雹が降り、5軒の家屋が倒壊した。同省は、豪雨によってサソリの巣が破壊されたため、サソリは巣を捨て住宅地付近に現れたと説明している。英紙インデペンデントによると、この日サソリに刺されて3人が亡くなった。

同省のプレスリリースでは、「アスワン県在住の503人がサソリの解毒剤を受け取った」と述べられている。サソリに刺された人々は、すでに全員退院したという。

同省は、サソリに刺されたらすぐに医師の診察を受けるよう市民に呼びかけている。サソリに刺されると、刺された箇所が激しく痛み、発熱、嘔吐、下痢など、中毒症状に似た症状が出るという。

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