モスクワ旧工業地帯のうらぶれた港、美しく生まれ変われる?日本のデザインに大きな期待

© 写真 : Nikken Sekkei南の駅再開発
南の駅再開発 - Sputnik 日本, 1920, 17.11.2021
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モスクワ南部の旧工業地帯に位置する「南の港」の再開発プロジェクトの国際コンペで、日本の建築設計事務所「日建設計」が勝利した。11日、モスクワ市主席建築家のセルゲイ・クズネツォフ氏が明らかにした。最終選考では、優れた建築表現とディティールの改善に配慮した日建設計の案が高く評価され、ザハ・ハディド・アーキテクツを含むイギリスの2社を相手に、最も高い得点を得た。
南の港は、モスクワ川に面し、比較的中心部にも近いという恵まれたロケーションにもかかわらず、現在では打ち捨てられている。ここを現代的な高層建築が立ち並ぶ「第二のモスクワ・シティ」にしようというのである。再開発実現のあかつきには、モスクワのランドマークのひとつとなる。それだけに、プロジェクト案の選定は時間をかけて慎重に行われた。
クズネツォフ氏「この場所の発展コンセプトをモスクワ市長と決定してから、真剣な、世界の第一線の建築事務所のみが参加する非常にプロフェッショナルなコンペが行われました。選考は非常に難しく、予選を通過したのは3社のみ。予選通過後は審査員のフィードバックを受けてさらに1か月プロジェクトを改善してもらいました。最終的に日建設計はたいへん素晴らしく課題をクリアしてくれました。都市建設という観点からこの土地は非常に大事な場所で、今後は日建設計が提示したコンセプトにしたがって、進んでいきます。モスクワにとってこれは巨大な前進だと確信しています。」
© 写真 : Nikken Sekkei「南の港」完成予想図
「南の港」完成予想図 - Sputnik 日本, 1920, 17.11.2021
「南の港」完成予想図
日建設計の再開発案には、オフィスビル、住居、アパートホテル、劇場、芸術センター、カフェ・レストランや商業施設、船着場やヨットクラブなど、あらゆるものが調和して含まれている。5つもの公園や桜の通りがあり、川べりを楽しく散歩できるようになる。現在、川べりには何もないか、かつての工業地帯の痕跡が残っている。
再開発案には日建設計が得意とするTOD(Transit Oriented Development)のコンセプトが生かされており、公共交通、住宅、商業施設等が一体となりながら、実用性と美的観点の両面から、モスクワ市民を引き寄せる新しい魅力を作り出す。
日建設計はこれまでもロシアにおいて様々なコンペを勝ち抜き、大規模なプロジェクトを手がけている。ロシアの最大手銀行ズベルバンクのオフィスビルや、モスクワ・リージスキー駅におけるロシア鉄道本社、ウラジオストクのマスタープランなどだ。昨春には石油会社「ガスプロムネフチ」が実施したサンクトペテルブルク・オフタ岬の開発国際コンペで優勝している。
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