東京都の医療提供体制　初めて最低レベルに

日本の東京都は25日、新型コロナウイルスの感染状況と医療提供体制について分析するモニタリング会議を開き、都の医療提供体制の警戒レベルを4段階で最も低いレベルに引き下げた。感染状況と医療提供体制の両方が最低レベルになるのは昨年7月に会議が始まって以来初となる。日本のメディアが報じている。

モニタリング会議で専門家らは、医療提供体制について「救急患者の受け入れ体制はいまだ影響を受けているものの、通常医療との両立が安定的に可能な状況」と評価し、警戒レベルを初めて最低レベルに引き下げた。

その上で、「感染拡大のリスクが高くなる冬に備え、体制整備が必要」と指摘した。

一方、感染状況の警戒レベルは先月28日以降、4週連続で最低レベルを維持している。

東京都の新規感染者数は今月に入り減少傾向にあり、中旬以降は30人未満となっている。24日の新規感染者は5人で、今年最少を記録した。

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