米国出身の人気デザイナー、ヴァージル・アブロー氏が死去

米国のデザイナーで、ストリートウェアブランド「オフ・ホワイト」を創業し、「ルイ・ヴィトン」のメンズコレクションのアーティスティック・ディレクターを務めたヴァージル・アブロー氏ががんのため死去した。41歳だった。フランスの高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」（LVMH）が公表した。

LVMHはツイッターに声明を投稿し、LVMH、ルイ・ヴィトン、オフ・ホワイトは、ヴァージル・アブロー氏が11月28日にがんのため死去したことに深く悲しんでいると綴った。またそれによれば、アブロー氏は数年前から闘病生活を送っていた。

LVMH, Louis Vuitton and Off White are devastated to announce the passing of Virgil Abloh, on Sunday, November 28th, of cancer, which he had been battling privately for several years. pic.twitter.com/CytwZLvSFu

— LVMH (@LVMH) November 28, 2021

LVMHのベルナール・アルノー会長は声明で、「アブロー氏は天才的なデザイナーであるだけでなく、先見の明のある、美しい心と幅広い賢明さを持った人物だった」と追悼した。

ヴァージル・アブロー氏は1980年、米国生まれ。大学卒業後、LVMH傘下の「フェンディ」で、人気ラッパーのカニエ・ウエスト氏と共にインターンを務めた。2012年に、オフ・ホワイトを立ち上げ、2018年には「ルイ・ヴィトン」のメンズコレクションのアーティスティック・ディレクターに就任していた。

関連ニュース