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新型コロナウイルス
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新型コロナの新たな変異株「オミクロン」について分かっていること

© REUTERSオミクロン
オミクロン - Sputnik 日本, 1920, 01.12.2021
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新型コロナウイルスの新しい変異株オミクロンは、パンデミックの今後の行方に大きな影響をおよぼす可能性がある。WHO(世界保健機関)は、総合的なリスクは非常に高いとの評価を出している。しかし、それはすべて実際に疑う余地がないことなのだろうか、またオミクロン株の発見場所を完全に隔離させる必要があるとする世界的なパニックは時期尚早とは言えないだろうか。
「スプートニク」は、現時点でこの新たな変異株について、すでに分かっていることをまとめ、またこの変異株がなぜWHOでこれほどの懸念を呼んでいるのかについて調査した。モスクワ大学生物学部ウイルス学科のアレクセイ・アグラノフスキー教授は、オミクロン株がどんなワクチンも効果を出すことができないような危険なウイルスとなる可能性があるのかについて評価を下している。

オミクロン株はどこで最初に発見されたのか。またこれまでにどんな国で確認されているのか。

新たな変異株オミクロンは11月に南アフリカ共和国で発見された。そして当初は、「VOI(注目される変異株)」に指定されるだろうと予想された。
オミクロン株への感染が最初に確認されたのは、南アフリカ共和国とボツワナの住民で、それに続き、香港、ベルギー、イスラエルで、アフリカから帰国した住民たちからも見つかった。しかし、現在、その感染地域は世界的にかなり大きく広がっており、英国、カナダ、そしてポルトガル、オーストリア、オランダなどの欧州諸国でも確認されている。またスイス、フランスでもオミクロン株への感染と見られる患者が出ており、感染が確認される国の数は増える一方である。

新たな変異株の何が危険なのか

研究者たちの懸念を呼んでいる主な事実は、スパイクタンパク質の変異部位が、これまでに確認されている新型コロナウイルスのどの変異株(もっとも感染が拡大しているデルタ株を含め)よりも多いことである。しかも、いくつかの変異はウイルスのまわりにある突起で、ヒトの細胞の表面にある結合体に直接くっつく。

症状:オミクロン株はデルタ株よりも危険なのか?

WHOはまだ今のところ、オミクロン株がウイルスの感染力に影響する危険性があるということについては確認できていない。またこのオミクロン株がデルタ株よりも感染力が強い(つまり、ヒトからヒトへの感染が広がり、時とともにデルタ株よりも威力を持つものになる)かどうかは分かっていない。WHOの専門家グループは、既存のワクチンが新たな変異株に対し効果があるのかどうかを評価しようとしている段階である。つまり、現時点では、新たな変異株の感染力について、長期にわたる分析に基づいて証明された事実はなく、学術的なエビデンスもないため、まだはっきりしていない。
今の状況で、この新型株については、南アフリカでこの変異株を「最初に発見した」医師の証言がもっとも信頼できるものだと言える。ロイター通信の報道によれば、プレトリアの医師(最初に新型株について警鐘を鳴らした医師で、南アフリカ政府の新型コロナウイルス感染症対策顧問)は、「オミクロン株」による症状は今のところ、軽症であり、自宅で治療することができると述べている。
ただ、新型株の感染による症状はデルタ型とは異なっている。もっとも一般的な症状としては、強い倦怠感、頭痛、身体の鈍痛などが見られ、デルタ株の感染のときのような味覚や嗅覚への影響や血中酸素濃度の低下はないと伝えられている。またこれまでのところ、「オミクロン株」への感染は、40歳かそれ以下の人だけに確認されている。

「オミクロン株」は、さらに危険なウイルス株に置き換わるのか?

南ア政府の新型コロナウイルスワクチン諮問委員会のバリー・シューブ委員長は、新型株の危険性を誇張しようとしていない。
シューブ委員長は、まだ新型株に対する評価を下していないが、この新型株は早いスピードで感染拡大するとしてパニックが発生しているが、実際には南アフリカではこの新型株への感染によって入院を必要とする患者はいないと指摘している。「これまで確認された感染者の症状は軽度から中度で、これはよい兆候と言える」としている。
またシューブ委員長は、スカイニュースからのインタビューに答えた中で、現時点ではワクチンで新型株による重症を抑えることができると述べている。しかし、新型株には多くの変異が見られることによりウイルスが不安定化していると考えている。そしてオミクロン株が、より危険で安定したデルタ株よりも優勢となっていることから、これは良い兆候である可能性もあるとしている。
ロシアのウイルス学者、アレクセイ・アグラノフスキー氏も、まさにこうした理由から、オミクロン株に関する大きな懸念は時期尚早だと指摘する。
「これまで確認されている感染例は非常に少なく、病原性や感染力について、またオミクロン株に対するワクチンの有効性について評価を下すのはまだ早すぎます。ロシアのガマレヤ研究所はそれに関する調査をできるだけ早い時期に行うことにしていますが、新型株に対する懸念がどれほど根拠のあるものかは、より多くの学術的データが収集された後にはっきりするでしょう」。
その上で、アグラノフスキー氏は、しかし、特定のウイルス株に対してはまだワクチンが作られていないことから、もちろん気を緩めてはならないと注意喚起する。
「たとえば、B型肝炎ウイルスに有効なワクチンは今もまだありません。新型コロナウイルスの変異株に対しても、同じようなことが起こる可能性はあります。しかし、現段階では、ロシア製のワクチン『スプートニク』、欧米のモデルナ、ファイザーなどといったワクチンは、これまでに知られているすべてのウイルス株に対して有効です」。
一方、南アフリカ共和国では、ワクチン未接種者や後天性免疫不全症候群(エイズ)患者が多いことから、新型株がより多くの変異を起こすかもしれないという予測もある。というのも、あらゆるウイルス感染の拡大は、何よりも免疫不全に影響を与えるからである。つまりエイズの感染者は、一種のあらゆるウイルスの感染や変異を起こす孵卵器のようなものと言える。
こうしたことを背景に、オミクロン株の感染が広まっていることから、専門家らは、南アフリカ共和国における新型コロナ感染者の数は、週末にも3倍になり1万人を超えるだろうとの見方を示している。
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