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北極海に到達した福島のセシウム、「危険性ない」=専門家

© Sputnik / Vladimir Astapkovich / フォトバンクに移行North Sea
North Sea - Sputnik 日本, 1920, 28.12.2021
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海洋研究開発機構(JAMSTEC)の専門家らは、2011年の東京電力福島第一原発事故で海に流出するなどした放射性物質セシウム134が北極海内部に到達していたとの研究結果をまとめた。共同通信が報じた。
JAMSTECの熊本雄一郎主任研究員によれば、北極海の内部でセシウム134が検出されたのは初めて。また熊本氏によれば、セシウム137も検出されたとのこと。
「スプートニク」はこれに関連し、北極海で見つかったセシウム134の量が1立法メートルあたり0.07ベクレルと少なくないことから、今回明らかにされた情報が懸念すべきものであるのかどうか、ロシアの専門家に伺った。
ツィバ記念医学放射線科学センター、医療・環境放射線量測定および放射線安全管理研究所のワレリー・ステパネンコ所長は、これについて心配には値しないと述べている。
「セシウムの半減期は2年ですが、日本で起きた原発事故からはすでに10年が経過しています。1ベクレルというのは、放射性物質が1秒間に崩壊する原子の個数を表す単位です。つまり(北極海で検出された)0.07ベクレルという量はまったくわずかな放射線量だということです。このような微量の放射線が人間になんらかの危険をおよぼすということはありません。セシウムは、2011年からすでに5度の半減期を経ています。ですから、北極海でセシウムが検出されたという日本の研究者らの情報は、科学的事実としては非常に重要ですが、北極海での環境に対する警戒すべき危険を持つものであるとは言えません。参考のために申し上げれば、チェルノブイリ原発事故後の地上の汚染は、1立方メートルあたり1,000ベクレルでした」。
ワレリー・ステパネンコ所長は、加えて、福島第一原発事故後、ロシアの専門家たちが極東およびサハリンの海域で水産物を含めた放射線量について詳細に調査を実施したが、危機的なものは何も見つからなかったと述べている。
しかし、後に米国の13の都市で、日本から流出したとされる放射能が発見された。米フォーブス誌は、バーモント州の牛乳の中からセシウム137が検出されたと伝えた。その危険性については議論が交わされたが、有害物質の濃度は危険なものではないと判断された。
しかし、福島第一原発からのセシウムがどのようにして北極海に到達したのだろうか。
フォーブス誌の記事によれば、福島の有害物質はまず米国の方向に向かって流れていった。放射性物質の拡散は、ほとんどが空気の流れによって起こる。大気中に放出された放射性物質は上昇し、それから雨と一緒に地面に沈着したり、あるいは海や海洋に落ちる。
セシウム134とセシウム137は、今回、日本から北極海までかなり長い距離を移動したことになる。放射性物質はまず北米に向かい、カナダを通って、少しずつアラスカに接近したということになる。(北極海と北太平洋は、アラスカとアジア北東の先端部とを分ける細いベーリング海峡で繋がっている)。
またワレリー・ステパネンコ氏は、セシウムが海を「旅して」拡散したことは、地球にとって有益なことであると指摘する。というのも、セシウムというのは、海水で高い溶解度を持っているからである。
「セシウムは地上では土壌にしっかり付着しますが、海や海洋では有害物質はすぐに薄まります。そしてごくわずかな部分が底の沈殿物となって残ります。底に沈殿したものは常に移動することから、それが流れに乗って、何年もかけて、北極海に到達した可能性があります。もちろん、これはモデル的な仮定にすぎませんが」。
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